100万ダウンロード突破記念!「家庭学習ミニガイド」配布中!

繰り下がり引き算の教え方|“借りる”をやめると理解できる【無料プリント】

当ページのリンクには広告が含まれています。

小学一年生で習う繰り下がり引き算でつまずく子は少なくありません。
理由は「計算が難しい」からではなく、説明の言葉が難しいからです。

私たちがよく聞いたのは「10の位から借りる」という言い方。
でも、子どもからすると――「何を?どこから?なぜ?」となってしまいます。

繰り下がりは、借りる計算ではありません。
数の“形”を変えてから引くだけです。

このページでは、家庭で教えるときに迷わないように、繰り下がり引き算を「構造」から整理します。
物語風プリントも使いながら、親子で楽しく進めていきましょう。

目次

大前提|数の合成・分解ができているか

繰り上がりと同じく、繰り下がりも土台は「合成・分解」です。
特に、10の組み合わせがスムーズに出てくるかどうかで、理解のスピードが大きく変わります。

もし「10になる組み合わせ」で止まるようなら、先に土台を整えるのがおすすめです。
ここは遠回りではなく、最短ルートです。

▶︎ 数の合成・分解プリント一覧はこちら

まずは繰り下がり引き算の“構造”を理解する

繰り下がりで大事なのは、ひとつだけ。

引けないときは、数の形を変えてから引く。

たとえば「13−8」。

いきなり「3−8」はできません。
だから、13を「10と3」に分けて考えます。

①引かれる数を「10」と残りの数に分解する

13-8の計算をするとき、まずは、13を3と10にわける

②「10」から引く

10から8を引く

③ 残りを足す

10-8で残った2と、はじめに10とわけた3を足す

この「減らしてから足す」考え方は、一般に“減加法”と呼ばれます。
名前を覚える必要はありません。
大切なのは「引けないときは、形を変えて10から引く」という構造です。

「借りる」ではなく「両替する」

「借りる」という言い方がしっくりこない子には、両替のイメージが効果的です。

十の位の「1」は、一の位の「10」と同じ。
だから、数は“別の形”に言い換えられます。

例)53は
「50と3」でもあり、
「40と13」にもなります。

数が減ったわけではありません。
形が変わっただけ。

10円玉1枚は、1円玉10枚と同じ。
両替しても、お金の合計は変わりません。数も同じです。

わぁー!3円のアメ買いたいのに、10円玉しかない!
すみません、10円玉を1円玉10個に両替してください!

※両替ごっこは、理解の入り口としておすすめです。
(ただし“必須”ではありません。イメージがつけばOKです)

繰り下がり引き算のやり方を“イメージ”で掴む

繰り下がりは、手順を暗記する前に、イメージができると一気に楽になります。

がんプリでは、物語風プリントで
「引けないときは10の力を使う」ことを、目で見て理解できるようにしています。

53-6で一の位が引けないときに10の力を使うイメージのイラスト

一の位よりも、引く数のほうが大きいとき――
「そうだ!10の力を借りよう!」


スーパー10ぅ~!


スーパーマンのように「10」が登場してきます。

53が43と10に分かれ、10が「わたしから引くと簡単だろう?」と言うイラスト

このプリントでは、
「引けないときは10から引く」をイメージとして定着させます。

▶︎【がんプリ】繰り下がり引き算の基礎

繰り下がりひき算基礎①
繰り下がりひき算,教え方,プリント
繰り下がりひき算基礎②
繰り下がりひき算,教え方,プリント
繰り下がりひき算基礎③

つまずき救済|「10と何に分かれる?」が見えると一気に進む

繰り下がりが安定しない子は、実はここで止まっています。

「13は10と3」
「53は40と13」

この“言い換え”がスムーズにできると、筆算も自然につながります。

ポイントはひとつ。

「10を作る=十の位が1つ減って、一の位に10が来る」

大丈夫!これ、すっごく簡単な方法があるよ。何か気づかない?

気づけなくても大丈夫。
「10を一の位に渡すと、十の位は1つ小さくなる」
この規則を一緒に発見していけばOKです。

▶︎【がんプリ】10と何に分かれる?

理解しているお子様は飛ばしても大丈夫ですが、
しっかり理解することで筆算にも繋がってくるので、
是非「遠回り」ではなく「近道」と思って取り組んで見て下さい!

10と何に分かれる?①

慣れるまでは“声かけ”で道筋を作る

繰り下がりは、慣れるまで親のサポートがあると安定します。
大事なのは、答えを教えるのではなく、順番を確認してあげること。

吹き出しで使える声かけ例(73−8):

一の位、引けると思う?引けないと思う?

3−8で、8のほうが大きいから引けない…

引けないときはどうするんだっけ?

10の力を使う。十の位を1つ減らして…

そうそう。10から引くと簡単だよ。10−8は?

8の相棒は2だから、2!

次はどうするんだっけ?

残ってる60と2を足す!答えは65!

この“台本”があるだけで、子どもは迷子になりにくくなります。
繰り返すうちに、声かけが不要になっていきます。

▶︎【がんプリ】繰り下がり引き算の練習

繰り下がりひき算の練習①
繰り下がりひき算の練習②
繰り下がりひき算の練習③
繰り下がりひき算の練習④

繰り上がり足し算の教え方はこちら
▶︎ 繰り上がり足し算の教え方

算数の教え方全体はこちら
▶︎ 算数の教え方まとめページ

まとめ

繰り下がり引き算は、“借りる技”ではありません。
数の形を変えて、10の力で引く計算です。

土台(合成・分解)を整えて、
構造(形を変える)を理解して、
イメージ(物語プリント)で定着させる。

この順番で進めれば、焦らなくても必ず安定します。

親子でいっしょに、少しずつ積み上げていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次