長男は忍者ナインという体操教室に約3年間通いました。正直どうだった?悪いところも良いところも含めて、正直にお伝えします。
本記事は、通っていた当時(1年目)に書いたものを卒業後にリライトしています。通って1年目の感想と3年後の感想が入り混じっていますが、「当時の感想」も皆様に参考にしていただきたいと思い、そのままで表記しています。分かりづらいかもしれませんが、ご了承下さい。
忍者ナインとは?様々なスポーツの基礎を身につける体操教室
サッカーや野球、テニスに陸上競技。すべてのスポーツには、その種目の特長に合わせた体の動かし方があります。しかしその根幹にある9つの基本動作(走る・跳ぶ・投げる・打つ・捕る・蹴る・組む・バランス・リズム)は、すべてのスポーツに共通しており、スポーツ科学に裏付けられたセオリーが存在します。このバイオメカニクスの研究成果を基に考案されたのが忍者ナイン。将来どんなスポーツをする場合にも役立つ、いわば運動神経の礎が身につくのです。
つまり…何かのスポーツを専門的にやる前に、小さい頃から運動能力の基礎を科学的な指導方法で伸ばすそんなイメージの幼児スポーツ教室です。
また、何といっても特徴的なのが「忍者」!ユニフォームが忍者なので、スポーツ教室というより「忍者」で惹かれるお子様も多いのでは…??
また、忍者ナインは「やる気スイッチグループ」の傘下で、忍者ナインに通っていると、「やる気スイッチプレミアムクラブ」で映像授業が見放題だそうです。息子が通っていた頃にはなかったので、こちらの感想は「?」です…。詳しくはこちらから
忍者ナインの月謝は?対象年齢は?
忍者ナインの月謝やコースは基本的にラボと言われる教室によって変わります。以下はあるラボの一例となりますので、詳細は各ラボにお問合せ下さい。
コース | 対象年齢 | 月謝(税抜き) |
---|---|---|
入門(バトル無=1回50分) | 年少 | 6,000円 |
中忍(バトル有=1回90分) | 年中~年長 | 8,000円 |
上忍(バトル有=1回90分) | 小1~小3 | 8,000円 |
息子の通っているラボは、【忍者ドリル(50分)+忍者バトル(30分)】(※間に休憩10分位ありますが、休憩中もずっと動き回っています)1回90分で月謝が8,000円、コスパはいいのではないかと思っています。
我が家が忍者ナインに決めた理由
長男は、4歳頃から「サッカー選手になりたいと」と言うようになりました。
子どもの夢をかなえてあげたい!と思うのはどの親もそうだと思います。私たちも真剣にサッカー教室に通わせようという話をしていました。
しかし、息子の可能性は無限大!サッカーだけでなく、いろんな可能性を信じてみたい!…なんなら、今はスポーツ全般的な能力の底上げがしたい!…と、冷静になると、考えが変わってきました…。
そして、嘘のような本当の話なのですが、長男がサッカー選手の次は「大きくなったら、忍者になりたい」と言い出した頃、この忍者ナインのことを知りました。
「親の需要」と「息子の忍者熱」が合致したので、年少の時、まずは体験教室に行き、とても気に入ったのでそのまま入会。
その後…小1まで3年間通いました!!!この長さからも、わが子、そして親の満足度が高かったのはご理解して頂けるかと思います。それでは、3年間通い続けて、どこが良かったのか…?忍者ナインの特徴なども含めてご紹介します。
\まずは体験から…/
忍者ナインに通って変わったこと
正直、運動能力が上がったかどうかは分かりません。とにかく楽しく通っているのと、あとは、スポーツ面での自分の得意を見つけられたことが一番の成果だと思っています。
投・蹴・跳…広く!基礎が身につく。
忍者ナインのいいところは、スポーツの基礎能力を広く身につけることが出来る点だと思っています。
1回のレッスンで、投げたり(野球のような小さいボールからドッチボールのような大きいボールまで)、蹴ったり、跳んだり…様々なことをやります。また、その都度、基本的な動きを細かく教えてくれます。
息子が通っていたラボでは、毎週LINEで先生の説明動画が送られてきて、動きの細かい注意点などを教えてくれ、おうちでも復習がしやすい状況でした。
例えば、サッカーでボールを蹴る場所は靴の”靴紐の部分”かもしくは”内側”。違うところで蹴ったらどうしてダメなのか(→思ったような方向に蹴ることが出来ない)も教えてくれていました。
サッカー教室だったら基礎中の基礎の話ですが、そんなサッカー教室では遠くにジャンプする方法やボールを遠くに飛ばす方法は教えてくれませんよね?
スポーツ全般をひろーーーーく教えてくれる感じです。
しかし、それぞれは深くは学べないので、その点専門性はないかもしれません。その点では、ひろーーーーく浅くなのかも…
自分の得意が”自分で”見つけられる!
忍者ナインでは、「スポーツ適性ナビ」というのがあります。
忍者ナインでは動作分析シミュレーションシステムを用い、お子さまの現在の運動能力を「見える化」。様々なプロスポーツ選手の分析結果データと照合し、どんな競技に向いているかを診断します。このスポーツ適性診断の目的は、子どもたちが自分の成長を実感することで、達成感や自信を育み、次の目標へのチカラに変えること。一人ひとりの成長をお子さま自身と保護者、そしてスタッフの3者で共有し、ともに喜び、ともに褒めて、さらに伸ばす。これが私たちの指導方針です。※スポーツ適性ナビは新規入会者が対象となります(有料)。
↑忍者ナインに入ったばかりの時の適性診断の結果です。入ったばかりなので、逆に真の本人の状態が見られたのかもしれません。ちなみに、息子が通っているラボは電話面談で丁寧に結果を説明してくれました。
当時は、ラグビーが一番向いているという結果が出ましたが…正直、これだけの結果じゃ適性なんて分からないよな…と思います。それよりも…「自分でやりたい!得意だ!」というスポーツを見つけられることの方が重要だと思います。
最近、当時よく言ってたこのフレーズ…。そうです。この頃のボクちゃん、投球に自信があったようです。
保育園の参観日で体操教室を見学しましたが、親の立場を差し引いても…明らかに息子の投球フォームが一番かっこよかったですし、一番正確に、速く、遠くに投げていました(あ!完全にひいき目に見てる…(笑))。こういう時期の「ボク出来る!」ってすごく自信になると思うんです。
先ほどお伝えしましたが、長男はもともとはサッカーが好きでした。
一方、私の主人は、小学生時代から社会人になった今でも野球をやっているくらい野球派です。
息子が小さい時から野球に連れて行ったり、野球を教えたりしていましたが、当時は一切興味を持たず…。そりゃ見た目的にサッカーの方がかっこいいですもん。…余談ですが、夏に甲子園をテレビで見ていた主人が長男に「このお兄ちゃん達みたいに野球やったらいいじゃん!」と言ったら(めげないね…パパ…)、長男「目立つの嫌だからやりたくない」と言っていました…。
そんな息子が忍者ナインに通い始めて、いろんなスポーツに触れ合った結果、「ピッチャーが向いている」と自分で思えるようになったのって、すごいと思いませんか?そして、父ちゃんうれしいのうれしいのって…。グローブも買ってもらって、休日は朝からキャッチボールです。
妄想でもいいんです。とにかく、自分で得意だと思えるものを見つけることが大事だと思います。
小学校のお兄ちゃんと対等に戦える
忍者ナインには教室によっては「忍者バトル」という戦いの時間があります。このころの子どもの気持ちをくすぐるネーミングですよね。忍者バトルでは、異学年を織り交ぜて編成されたチームで綱引きや五目並べリレーといった戦いをします。
今の子どもたちは異なる年齢の子どもと触れあう機会が少なくなりました。そこで異学年の子どもたちが運動を通して一緒に行動し、社会性を学ぶことができるプログラムを考案。将来必要となる力を育てるのが、このプログラムの目標です。忍者ナインでは、幼少期のうちから実社会で必要な能力を育てることも大切だと考えています。
~異学年合同プログラム~このプログラムでは、チーム戦略やリーダーシップを養うことを目的としています。異学年でチームを編成し、ゲームに取り組むことで社会能力を向上させる仕掛けを網羅したプログラムです。チーム内で自分の役割を理解することは社会に出てから役立つものです。こうした対応能力は大人の指示で身につくものではありません。プログラムを通して自発的に成長することを目的としています。
初めて忍者ナインの体験に行った時に感動したのが、この忍者バトル!
どの子も顔がマジ!です。
そして、小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが優しく下の子たちに教えてあげる姿がとても微笑ましく思いました。
我が子は、引っ込み思案タイプですが、上級生相手に自分の意見が言えたり、たまに一緒にふざけたり楽しんでいます。「上と触れ合う」と色んな刺激が得られます。逆に、上級生の立場になった時には、下の子たちをお世話したり、まとめたりする力が求められます。小さい時から社会性を学べるなかなかない場所なのではないでしょうか。
ただ…!人数が多い教室だとカオスで、ふざけたり、参加しなかったりと、(我が子を含めて)ちゃんとやっていないお子さんも散見されます。教室選び(教室の広さ・人数)も大事です。
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忍者ナインのマイナスポイント
月謝が高い
月謝がやはりお高めです。でも、同じくらいの料金の習い事よりも、時間が長いので、時間当たりに換算するとお得なのか?とも思っていました。
また、「やる気スイッチプレミアムクラブ」
ラボ(=教室)によってバラツキがある
忍者ナインは、教室によって運営母体が異なり、いわばFC(フランチャイズ)経営となっています。
なので、コーチや開催場所の広さによって、やることが大きく異なります。
いつも行っているラボはダンススタジオなのでかなり狭い…。そこに10名程、忍者バトルとなると20名以上が集まるので、もはやカオスです…。振替でたまに行くラボは体育館を使っているので、バトミントンが出来たり長距離ダッシュもできかなり充実しています。
また、きっとコーチの質もバラツキがあるのではないかと思います。
長男が通っていたラボは、中心となる先生(コーチ)が一人と、アシスタントとして男性一人と女性が1~2人、多い時で4人体制で、約15人~25人くらいを見てくださっていました。これだけコーチがいると子ども達の一つひとつの動作を見てくれるので、基本動作を習得することが出来たのではないかと思います。
また前述の通り、LINEにて
■上記の内容を文面にして
■先生の見本動画
■子どもが実際に取り組んだ様子の動画 など
を個別に送って下さいました。
また、忍者バトルでは頑張ったチームにメダルや賞状がもらえたり、ハロウィンやクリスマスのイベントの時には、お菓子をくれたりと、子どものやる気をうまく導いてくれ、本当に手厚いラボでした。
ちなみに、息子が行っているラボはエリア内でいくつもラボを持っており、振替の制限も特にありませんが、運営母体よってはラボを超えての振替が出来ない場合もあるので注意が必要です。
3年間通ってどうなった?期待以上と期待を裏切られた点
もちろん、個人差があります。それ前提で…お伝えします。長男の場合は、当初の狙い通り、広くスポーツ全般が出来るようになったと感じます。長男の友達のママが公園でサッカーや野球など色々なスポーツで遊んでいる時に、「〇〇くんは、色々出来てほんと器用だよね。」と言ってくれました。…〇ちゃんママ、ありがとう!
私が言うのもなんですが…長男は、どんなスポーツでも”そつなくこなす”という感じです。元々器用なのか、忍者ナインのお陰かは分かりませんが…。体育の成績は今のところ良さそうです。
しかし…期待を裏切られた点…これは完全に「うちの子の場合」、という話ですが…
スポーツ少年というよりインドア少年になったという点…何か好きなスポーツ、得意なスポーツを見つけてほしいなと思っていましたが、現在の長男は外で遊ぶより家の中にいたいというインドア派…
小さい時からスポーツに慣れ親しんでいたら、スポーツ少年になるかって言ったらそうじゃないんですね…。ま、これからどう変わっていくか分からないし、インドア少年でも全然問題ないんですけどね…、、、
そして、期待以上だったこと!それは、長男の内面的なところ。
一緒に通い始めたお友達がどんどん辞めていく中、長男が「辞めたい」と言わなかった一番の理由は、素敵な仲間とコーチに囲まれていたからだと思います。
忍者ナインで年上の友達が出来て、その子の話を家でもよくしていましたし、「〇〇に会える!」と言って、毎週楽しみにしていました。保育園や小学校や学童以外に、習いごとでこれだけコミュニティーが出来ることもあまりないのかな…?
また、忍者バトルでリーダーをやったりと積極性やリーダーシップも少しは培われたかと思います。保育園や学校は、先生が「〇〇ちゃんリーダーやって」と言うと、不公平?になるので、なかなか役職の名指しって出来ないと思います。だから、いつも積極性のある子がそういう役をすると思うのですが、忍者ナインの息子のラボの先生は、その時の状況を見て、バランスよく色んな子をリーダーにしてくれました。そのおかげで、息子もリーダーを任せられる機会もあり、リーダーシップがついたのではないかと感じています。そのおかげなのか分かりませんが…クラスでも学童でも何かの役職に立候補することが少し増えてきました。
年上も年下もいるコミュニティーでチームをまとめたり、教えたりすることが長男にとってはすごくプラスだったと思います。
忍者ナインをご検討の方へのアドバイス
前述の通り、忍者ナインはラボの雰囲気やコーチによって、良し悪しが異なると思います。
体験や見学した際には、忍者ナインの特徴というより、ラボならではの特徴をチェックされるのがいいと思います。
恐らく、プログラムは忍者ナイン全体で変わらないので、それをどのように教えているのか、細かく子ども達の動きを見てくれているのか、せっかく高いお金を払うのですから、しっかり確認しましょう!
体験では、わが子の様子ばかり見てしまうと思いますが、別のお子様に目をやってみてはいかがですか?その子達がちゃんとやっているのか、動作が出来ていない時フォローが出来ているか、ダラけてしまっている子に注意が出来ているか…などをしっかり見てみるといいかと思います。
\まずは体験から…/