私が「がんプリ」と名付けた家庭学習を始めたのは長男が3歳半の時。
小学校入学前までに、小学校3年生までを先取りするという目標のもとやってきました。単元でいうと、わり算までは出来るようになったので、一定のレベルまでは到達したと恐縮ながら自負しています。
しかし…
最近は、先取学習をいったんストップしています。その理由は…?今力を入れたいこととは?
小学生になって「出来ていないこと」が見えてきた

まず、ちゃんとご理解いただいたのは…
もっと大事にしたいこと、優先したことが見えてきたから先取学習を一旦ストップしているだけで、決して、先取学習で弊害が出てきたわけではないということです。
私がもっと上手くやりくり出来て、息子も全て完璧に出来たら、どんどん先取りさせたいと思っています。
そして、先取り学習を、塾や公文などに任せようかなとも考えたのですが、息子の性格的に先に進むよりも、足元を固めた方がいいと判断しました。
出来ていないことが何か、具体的に何かと言いますと…
・集中力
・国語力
他にも色々あるのですが、欲張らず…主にこの2点です。
集中力は朝晩のそろばんをメインに集中タイムを

小学校入学前の3月から始めたそろばん。最初は順調に進んでいて、本人も面白がってやっていましたが、難しくなるにつれて露呈してきたのは集中力の欠落…。
1問解いたら、ダラ~~~。1問解いている途中でも、ふにゃ~~~。仏のように優しいそろばんの先生からも、「集中力がね…」と言われる始末…。
家庭学習でも、すぐに気が散ってしまいます。
子どもが集中できる時間は、未就学児~小学校低学年の場合は「年齢プラス1分」程度、高学年から中学生でも「15分」ほどといわれています。
『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』(加藤紀子著)
我が子の場合、8分かぁ…。いや、そんなに持ってないぞ…
まずは、短時間でも集中する感覚を身に付けて欲しい!!
朝・夕、毎回たったそろばんを5問だけ!
5問だけでいいから…とにかく、ミスなく、正確に、そして、「自分でも『今ボク集中している!』という感覚を持ってもらう」ことを目標に、取り組んでもらっています。
たった5問と言っても、集中力散漫でこっちがイライラしてしまいますが…今は耐えに耐えています…。そして、息子達も、ちゃんと毎日欠かさず朝晩5問取り組んでいます。
算数は、これに加えて調子がいい日は、かけ算やわり算のプリントを加えたりしています。
国語力が全ての基本!急がば回れで国語力に注力!

夏休み前に、担任の先生との初めての個人面談がありました。先生から言われたのは、「〇〇さんは『自由に考えて書く』というのが少し苦手みたいで、いつも時間がかかっていますね。」
ふむ…確かに…。
感想や意見を聞いても、一言目は「わかんなーい」。私が「何でも正解だよ!」と何度も粘って促してようやく答えが出てくる。
きっと、考えているんです。でも、アウトプットが苦手。更に、夏休みの絵日記に読書感想文…苦労しました。
そもそも、まだ7歳ですし、書くことにまだ慣れていないだと思います。
また、いろんな子育て本を読んでいると、「学力向上の鍵は『国語力』」と多くの教育のプロが唱えており、私もそのことに強く共感しています。(…自分に国語力がない分、より一層納得が出来るのです…。)
そして、長男・次男ともに本が大好きで、国語力を鍛える素地はあるのではないかと思い国語力に注力したいと考えるに至りました。
ここで、いま一度、「国語力」の定義を整理したいと思います。
ここでは国語力を、インプットのための「読解力」と、アウトプットのための「書く力」と定義します。
それでは、具体的にどんなことに取り組んでいるか…?
「読解力」を伸ばす!=現時点では、読書好きの維持
私はこれまで何冊もの「国語力」や「読解力」に関する書籍を読んできました。
読解力を高めるために最もおすすめなのは、やはり「読書」です。読書は手軽で場所や時間を選びませんが、得られるものは計り知れません。
小学生のための読解力をつける魔法の本棚 できる子は本をこう読んでいる [ 中島 克治 ]
(中略)
小学生のうちは日常生活の中での親の創意工夫がどうしても必要です。そういう生活基盤があって読書することで、より優れた読解力が身に付くことでしょう。
読書がやっぱりいい。そして、読書を生活基盤にするのが親の務めであるということ。現状、読書に関して、我が家で取り組んでいることは…
- 2週間に一度の図書館
…一度に20~30冊程度、絵本や児童書、親が読みたい小説、ハウツー本など幅広く借りています。 - 毎晩の読み聞かせ
…これこそ読書の原点!2歳から毎晩欠かさず続いている入眠儀式です。 - 本屋さん通い
…BOOKOFFやT-SITEなどの本屋さんは家族で月に何度もも行っています。特にBOOKOFFは銭天堂など、図書館じゃなかなか借りられない本があれば買ってやってます。 - 親が本や新聞を読む姿勢を見せる
…これまで一切小説を読んでこなかった私、本当に本を読むようになりました。週に1~2冊は小説読んでいます。最近はK文学にハマっていて、韓国の小説だけでもここ2カ月で6冊ほど読みました…!!基本的には通勤時間に、そして、子ども達がテレビを見ている間に読んだりして、子どもに「母ちゃんも読んでるよ」アピールはそれとなくしています(笑)。
ちなみに、読解力については、読書に加えて”勉強っぽい”ことで言えば、市販の読解ドリルなどを活用しています。
「書く力」をつけて欲しい!!「ブンブンどりむ」始めました!
書くことに慣れていない小1。自由に考えて書くと言っても、なかなか難しいのだと思います。
そこで、日ごろから書く習慣をつけて欲しいと思い、作文通信教育のブンブンどりむを始めることにしました。
ブンブンどりむは、齋藤孝先生が監修した、国語力・読解力を高める作文感想文に特化した通信教材です。
別に通信教材でなくても、市販のテキストなどでも作文の力は鍛えられるとは思うのですが、なぜブンブンどりむにしたかというと…
私があれこれ「書く」指導しても、息子は絶対にやってくれないだろうな…と思ったからです。自分の思いや考えていることを書いているのに、横からあれこれ指導されたくないと思います。
とにかく、私が息子に「書かせること」に関してはかなりハードルが高かったので、通信教育だったら取り組んでくれるのではないかなと思い、ブンブンどりむを始めることにしました。
まだ始めたばかりですが…とってもいい!!すごく充実しています!!
実際、子どもが取り組みやすい作りになっていますし、マンガ形式のテキストや書くためのサポート、そして、赤ペンコーチの添削、ポイントを集めてもらえる商品など、子どもの「書く」というハードルを下げてくれる工夫がたっぷりです。
作文だけでなく、読解力を鍛える問題などもあって、親としてはとても満足感の高い通信教材です。…その分少々お値段が高いのがネックですが…。

まとめ:土台を固めるための「先取学習ストップ」です。
中学受験ということを考えるのであれば…先取学習をやっておいた方がいいかもしれません。でも、まだ、わが子が中学受験をするかどうかも分からないですし、いざやるとなってからでも、もしかしたら遅くはないのかな?と思っています。
一方で、「集中力」と「国語力」は、この後の長い人生において、きっと大きな武器になると私は信じています。急がず焦らず、身の丈にあった学習をやっていく所存です。
ちなみに…毎日の取り組みをまとめてみるとこんな感じです。
<朝>
そろばん5問
<夕方>
・学校の宿題
・そろばん5問
・公文書写1枚
・ブンブンどりむ or 読解問題
・(調子が良ければ…)かけ算・わり算のプリント
夕方は、だいたい20~30分位です。