くっつきの言葉「は」「へ」「を」って、子どもが理解するのも、そして、教えるのも、なかなか難しいですよね…。
今回は、私が、わが子達に教えた時のポイントをお伝えします。
これが正しい教え方で、全てのお子様が理解できる!という訳ではございませんが、少しでもお役に立てたら幸いです。
くっつきの言葉とは”進化”する「は」「へ」「を」!
まずは、「ごはん を たべる」など、簡単な一文を書きます。
これは、「ごはん を たべる。」と読むよ!
と、この一文を見せながら、読んであげます。
他にも、「ぼく は 4さいです。」「ほいくえん へ いく」など…
「は」って書いているのに、読む時は「わ」に『進化』できるのは、言葉と言葉をくっつける時だけなんだよ!
進化というと、男の子はなぜか食いつくはず(笑)…我が家だけ?
そして、
進化出来るのは「は」「へ」「を」だけ!選ばれし、戦士なんだよ!!
進化がピンとこなくても、とにかく、変わるのは「は」「へ」「を」だけであることをちゃんと伝えます。
「言葉」とは何かを理解出来ているか
言葉と言葉をつなぐと言っても、「ことばってなに?」と子どもはなると思います。
どうやって伝えるか…ですが、、、
それだけで何かが分かるもの
や
それだけで絵にかけるもの
そんなイメージで伝えてみてはどうでしょうか?
例えば…ごはん を たべる。
このなかで、「ごはん」や「たべる」は、意味が分かったり、イラストに出来たりしそうですが、「を」は分かりませんね。
※ここで「は」だと「歯」を、(「へ」だと「おなら」を…(笑))連想させちゃうので、まずは、「を」で例文をつくってみるといいと思います。
いぬ を なでる。 すぷーん を つかう。 ほん を よむ。 などなど…
言葉が何かを理解出来たら次に進みましょう~!
くっつきの言葉の大原則
くっつきの言葉のルールはこの2つ!
① ひとつの言葉の中で使う時は、(「お」「は」「わ」「え」「へ」)そのまま読む!!
② 言葉と言葉をくっつける時は「を」「は」「へ」
これ自体は、一般的なルールです。
① ひとつの言葉の中で使う時は、そのまま読む!!
言葉の中で使う時に、わざわざ別の言葉に進化させることはありません。
以下の「「は」「へ」「を」の使い方」がんプリを活用してみてはいかがでしょう?
【がんプリ】「は」「へ」「を」の使い方①
「「は」「へ」「を」の使い方がんプリ」は、言葉を四角(□)で、助詞である「は」「へ」「を」丸(〇)で表現しています。
四角の中の「は」「へ」「わ」「え」「お」は、音の通りの文字を選びます。
「わらう?」「はらう?
⑥~⑧の縦線は運筆の練習として使って下さい♬
② 言葉と言葉をくっつける時は「は」「へ」「を」
次は、こちらのプリントで言葉と言葉をくっつけるイメージをつけましょう。
くっつきの言葉というくらいなので、「は」「へ」「を」を糊(のり)に見立てています。
【がんプリ】くっつきの言葉の基礎
のりになると、書く場合は「は」だけど、読むのは「わ」に進化するんだよ!
例の「ぼくは 〇さいです。」の〇は、お子様のご年齢を入れてください。
色んな文章を読んで、慣れていきましょう!
がんプリには「文章を読む」プリントが沢山あります。
ここでは、「ひらがながまだ書けない」お子様に使っていただけるプリントに絞ってご紹介しています♬
【がんプリ】迷路と文章
文章が読めるようになると、楽しいプリントもどんどん増えて来ますよ!
迷路と文章①
「もうすぐクリスマス~!」…と思いきや…
も・う・す・ぐ・く・る・し・み・ま・す…。
もうすぐ苦しみます…。
わが子のかわいい言い間違いです…♡
…と言いたいところですが、息子たちが通っている保育園で、親御さんが「我が子のかわいいつぶやき」を書いて掲示するスペースにあるのですが、そこに去年書いてあった、なんともかわいい言い間違いエピソード♡
「もうすぐ、くるしみますだね!」
イラストの男の子もどんどん苦しんでいます…(笑)。
迷路と文章②
答えは、「サンタさんはフィンランドにいる」です。
フィンランドの地図も載せました。
迷路と文章③
迷路を正しく通ると「おじさんのかみのけはなんぼん?」になります。
4本!
ブブー!ここも髪の毛です~~!!!
というシナリオがあるプリントです。「4本」ではなくひっかからない子はいるかな?
このプリントは、ちゃんと文章を理解するということと、ちゃんときれいに文字を書くことがゴールとなります。
迷路と文章④
「そらとじめんのあいだにあるのはなに?」
「あるのは」の「は」を「わ」とスムーズに読めるといいですね♬
空気?
紙に…「空と地面」書いてあげると…
「と」だ!
今回も定番の意地悪問題でした‥‥
迷路と文章⑤
「てぶくろをはんたいからよむと?」
これは定番ですね!
ろ…く…ぶ…て…?
「1、2、3、4、5、6」と数えながら、6回”やさしく”叩いてください…(笑)
【がんプリ】絵を見て答えよう
絵を見て答えよう①
問題文が正確に読めるか、読んで理解が出来るかを確認するプリントです。
「口頭で答える」でもちろんOK!
また、1、2以外は基本的には答えは決まっていないので、お子様の自由な発想で色々答えてもらいましょう!
4の「みどりいろのふくをきたおとこのこは なぜいそいでいるとおもう?」に対しては、「学校に遅れそうだから」という子もいれば、「ハチに追いかけられているから」という子もいるかもしれません。また、5は難しいと思いますが、「問題文が読める」がゴールなので細かいことは気にせず楽しく進めましょう。
“ごっつぁんです”はお相撲さんの言葉で『ありがとうございます。』という意味だと教えてあげてくださいね(笑)
「お相撲さん裸で寒そうだね…」
「お相撲さん誰にお手紙送るんだろうね~」とイラストだけで沢山楽しめると思います。
絵を見て答えよう②
2:泥棒が警察に捕まらずにヘリコプターで逃げるには…?
こちらも問題文を正確に理解して読むことがゴールなので、正解は特にありません。
ちなみに息子は、家の間を通り抜けて逃げて行きました…。
「え?〇〇ちゃん、泥棒の手助けしちゃったね…!」
と、いじわるなことを言ってみると…息子は
「ヘリコプターに爆弾を仕掛けたんだ!」と…なるほど!賢いぞ!(笑)
男の子はこういうの好きですよね…!