まだ2人の男児しか育てていないくせに、かなり「キャッチ―」かつ「トリッキー」なタイトルにしてしまいました…。
最近、小2の長男の「本好き」が思った以上に進行しているので、なぜ、この子達が本好きになったのか、真剣に考えてみました。
幼少期にやってきたことが花咲いたこともあれば、現在進行形のこともあります。
本を読まないというご家庭でも、「出来るかも!」と思ってもらえるよう意識したので、お子様が本を読むきっかけになれば幸いです。
①とにかく読み聞かせを沢山した
積極的に読み聞かせを始めたのは、長男が2歳くらいから。以来、入眠儀式として、お布団に入って、寝転んで一緒に本を読む時間をずっと設けて来ました。
多い日は1時間くらい、、、子どもが眠たくなるまで読み続けました。
これはまさに、一石二鳥…いや、一石二牛!?(…鶏肉より牛肉の方が高いという主婦の考えより・・・)
早く寝る習慣が付いただけでなく、本を好きになるきっかけになりました。
まだ、お子様が小さく、読み聞かせをしていないという方は、是非今からでも遅くありません!! 就寝前の読み聞かせにチャレンジしてみてください。初めはお母さんも辛いと思います、、、(眠いし、全然寝ないし、全然聞いててなさそうだし、、、)でもきっと、いつか花咲くと信じて続けてみてください。
もう読み聞かせなんて歳じゃないわ、、、という方、
「読み聞かせに年齢は関係ありません!」
「読み聞かせに年齢は関係ない」理由
読み聞かせは、子どもにとって「読む」という行動を省くことによって本読みのハードルを下げるだけでなく、「ストーリーや絵に集中する」ことが出来、イメージを膨らませたり、より深く読んだりすることが出来ます。
それだけでなく、親子のコミュニケーションにもなります。
年齢が上がるにつれてコミュニケーションをとるのは難しくなりますが、読み聞かせがあれば少しでも同じ時間を共有することが出来ます。
それに、男の子って甘えん坊ですよね。そんな甘えん坊な男の子だからこそ、お母さんと密着出来る読み聞かせが最適と言えるのかもしれません。
全く本を読まないお子様との読み聞かせにおススメの本
例えば、かいけつゾロリは、小学生低学年でも楽しく読めます。

かいけつゾロリ以外にも、下のページで紹介している「日曜日シリーズ」や「名探偵シリーズ」なんかは、児童書ですがイラストも面白いので、本を読まないお子様でも入りやすいかもしれません。

読み聞かせの注意点として、よく抑揚をつけてはいけない言われますが、私はその逆です。
本に入り込ませるために、かなり女優気分で役になりきって読んでいます。普段本を読まないお子様には、興味を惹くきっかけにもなると思います。
「女優なんて出来ない」っという方でも、例えば「日曜日シリーズ」は、学校の用具たちがなぜか関西弁で話すので、本を読んでいるだけで、楽しい雰囲気になると思います。
関西弁が読みやすい
また、この「日曜日シリーズ」も「名探偵シリーズ」も、ツッコミどころがイラストや文章のあちこちに満載なので、ツッコミながら読んでいくと、親子で楽しく読めると思います。
シリーズものですので、気に入れば次々と読み進めていけるのも嬉しいポイントです。
まずは、読み聞かせをすることで、本が楽しいことを定期的に(出来れば毎日)刷り込むことが大事です。
ゲーマーが読書男子に?読み聞かせがやっぱり大事!
ここまで本コラムを読んで頂いて、それでも、まだわが子が本を読むということに実感が沸かない方もいらっしゃるかもしれません。
それでは「ゲーマーから読書男子へ変貌した」という話は気になりませんか?

ゲームばかりしていた著者のお子様が、中学時代ゲームを没収され、やることがなくなってから、「本」に目が向き、今では読書男子へ…しかし、その種まきは、実は小学生時代の日常にあり、幼いころから”時折”本に触れる時間があったようです。
時折でも、本に触れ、そして「楽しい」という経験が、読書男子へつながったのではないかと思いました。
全く、本を読まないご家庭では、まずは一緒に読むことから始めてみてはいかがですか?
今日からできること:読み聞かせをする!
②本がある環境・生活を積極的に作った

リビングには現在、本棚を設けていません。カゴを置いてその中に、子ども達が2階の本棚から持ってきた本を入れたり、私が読んでほしい本をしれっと入れたりしています。
基本、ここで読んでいる時間が多いです。朝起きてから身体が動き出すまでの間、ご飯が出来るのを待っている間など、子ども達はちょっとしたスキマ時間に本を読んでいるようです。

2階の本棚は、雑多な感じでいろんな本があります。

寝室にも常に本があります。毎日寝る前に、ここにある本や本棚から読みたい本を選んで持ってきてそれを読み聞かせている感じです。

これは、最近我が家に仲間入りした本棚。将来的に長男の部屋になる部屋(今は机もベッドもないですが…)に置いてあります。大好きな青い鳥文庫の「黒魔女さんが通る!!」シリーズを誕生日に祖父母に買ってもらい、「これからコレクションしたいから本棚が欲しい」と言われネットでポチリました。
このように、どの部屋にいても、どの時間でも本に触れられるように、いろんなところに本を置くスペースを作っています。
と言っても、本を収集するのにもお金がかかります…、なので、我が家は図書館やBOOKOFFなどを最大限活用しています♬

ちなみに、マンガはどうかというと…。
マンガに関しては…サバイバルや歴史漫画以外の漫画は今のところ我が家にはありません。利用している学童にマンガが沢山置いてあるので、学童で読んできてもらっています。
今日からできること:リビング、寝室など、生活スペースに本を置いてみる!
③読書に関しては「甘やかし」
我が家は読書に対しては、かなり甘やかしています。
本だったら何でも買ってあげていますし、本を熱心に読んでいる時間は「〇〇しなさい!」は、あまり言わないようにそっとしてあげています。
本屋さんに一緒に行って羽振りよく「今日は、本だったら何でも買っていいよ!」と言って、親子で一緒に本を選ぶ時間があってもいいかもしれませんね。
ちなみに、一緒に本を選びに行く際は、蔦屋書店やおしゃれできれいな図書館だと、親子ともどもテンションが上がると思います。

④親である私が本を読むようにした
親が本を読んで楽しんでいる姿を見せることがいいと言うのは、いろんなところで紹介されていますね。
でも、本を読む時間なんてない…そんな働くママさんにおススメなのは、、、スマホのプランをミニマムなものにすること!!
一見、読書と無関係のようですが、私には有効でした…
通勤時間や休憩時間、、、ついついスマホをダラダラ見ちゃっていませんか?以前の私なんて、Yahoo!記事は当たり前、ヤフコメまでもチェックするという徹底ぶり…でも、そこから生まれるのは、無駄なゴシップの知識だけでした…。
そのスマホ時間を「読書」に転換する!それだけ。私の場合、その解決策としてギガの制限が有効でした。通勤時間や休憩時間はオフラインの時間ということで、読書をすることにしました。
私はこれまで本当に本を読んできませんでした。そんな私でも、月に5~6冊は必ず読むようになったのは、「子どもに読んでいる姿を見せたい」というヨコシマな考えもありますが、それよりも、読書自体が私に心の豊かさをもたらしてくれるからです。
本を読むようになって、本当に心が穏やかになったと感じます。読書の効能って人それぞれだと思いますが、単純な私には、心の安定が一番の効果です。
私が読むことで子ども達にどんな効果があるのか…?
私が今読んでいる本がどんなものかを毎回聞いてきます。私はワクワクする気持ちそのままで本の内容を話します。ただ、それだけですが、「大の大人が興奮する位楽しい本があるんだ」と、伝わればいいな…。
私のようにこれまで読書をしていない方はまず、好きな作家さんを見つけるといいと思います。
また、色々調べてから本を買っちゃうと、ストーリーが分かってしまって楽しくないです。
私が本を読みだした頃は、本屋さんに行って、「本屋大賞受賞」とか「ドラマ化(映画化)決定!」とかポップを見て楽しそうだったら、中を何も見ずにまず買う!
それで面白かったら、その作家さんの本をどんどん読んで行きました。
例えば、 『そして、バトンは渡された』テンポよく読めるから好きだなと感じ、瀬尾まいこさんの本を次々と読みました。
他にも以前もご紹介しましたが、韓国の小説もおススメです。
ミステリーでいうと、少し前に話題になった「六人の嘘つきな大学生」は、単純な私は途中から「えーーー!!」ってなってもう、、、深夜一人で読むのはなんかソワソワしましたが、1日で読み終わっちゃうくらい引き込まれました。
そして、私が沢山読んだ中でも、子ども達にいつかは読んでほしいなという本は必ず購入して、本棚に置くようにしています。
本を読んでほしいなら、まず親がその姿を見せなくちゃですよね!
今日からできること:スマホのプランを変更する!親が本を読む!

本好きの種まきはいつからだって出来る
読書をしてこなかった私が、今本の虫になっている。つまり、本好きになるきっかけは、何歳だって関係ないわけです。
うちの子は読まないわ…と勝手に決めつけないで、種まきはいつからだって出来ます。その種まきがすぐに芽を出さなくても、いずれ、何かのタイミングで芽が出て花が咲くはずです。
今回ご紹介した中にも、今スグ出来ることもあったかと思うので、是非ご家庭で実践されてみてはいかがですか???