4年前に建てた我が家は、一応、高気密高断熱の家です。
夏は涼しく冬はあったか・・・い?
工務店さんが推奨していた蓄熱暖房機を、初期費用・ランニングコストの面から恥ずかしながらケチって設置しなかったため、エアコンでもリビングの吹き抜けはどうにもこうにも暖められず…、寒い、、、。
苦肉の策でガスファンヒーターを投入!これが、もう素晴らしいのです
多くの方に、ガスファンヒーターのすばらしさを伝えたい…
暖房で困っている方はぜひご覧ください。- 冬場の電気代がかさんで困っている…
- 吹き抜けリビングが寒い。エアコンではリビングが温まらない。
- 「家のどこにいてもあったかい」…全館暖房がしたい。
吹き抜けリビングでのエアコンの効果は?
1階はリビングにキッチン、5.25帖の多目的室(現状おもちゃ部屋)そのままドアもなく玄関へ…、2階も廊下とこれまたドアのない5帖の多目的室…と言ってみれば、家全体が繋がっているので、空調に関しては、条件最悪、非効率なんです…。
設計当初は、まずはエアコンで様子を見てみようということにし、工務店さんが推奨してくださった蓄熱暖房機を初期費用とランニングコストを考え採用しませんでした。蓄熱暖房機は深夜電力で内部に蓄えた熱をゆっくり放熱して、輻射熱で部屋全体をゆっくり温める暖房器具で、足元からぽかぽかみたいです。
我が家は「寒けりゃ着込め!」「気合いだ!!!」というケチ思考なので…。
…あぁ、軽率でした…
我が家のエアコンは当時売られているもので最大のものを買いました。対応する広さの目安としては「冷」で20~30畳、「暖」で19~23畳です。
しかし、暖かい空気は上に溜まってしまうのですから…、シーリングファンを回しても吹き抜けを温めることが出来ませんでした。
「はぁ…」と大きく溜息…。って、ついた溜息の、その息が家の中なのに白くなる!…これ本当です…
そこで、ガスファンヒーターを導入してみました。
ガスファンヒーター設置工事は大掛かり?工事費用はどれくらい?
もともと主人の実家にガスファンヒーターがあり、その効果を実感していました。我が家の非効率吹き抜けでも大丈夫なのか、確信がないままですが、購入!
って…ガスファンヒーターってもちろんガスを使うので、電気のコンセントみたいにガスの引き込みをしなければならないのです。
あぁ…こんなことなら、新築時からガス通してもらっとけばよかったな…かなり大掛かりになるんだろうな…と思っていたら…工事はものの30分くらいで終わりました。
まず、床にガス管用の穴をあけて、工事のお兄さんが床下点検口から床下に入り既にあるキッチン用のガス管を分岐させて管を延長させて先ほど空けた穴を通して、ガス栓を付けて終了。
ガス栓もシンプルでヒーターを使わない時期でも、見た目にも邪魔になりません。
気になる設置費用は…本体と工事費込みで6万8千円ほどでした。
エアコンを取り付けるよりもお安いですよね? ※もちろん、おうちの構造により費用は大きく異なります!!
こんな感じで本当に小さいんです。
ガスファンヒーターのメリット
メリットとデメリットについてはこちらのサイトに詳細が書いてありましたので、参考になさって下さい。
私が特におすすめしたいポイントはこちら!
①パワーがすごい
こんなに小さいガスファンヒーターですが、吹き抜け空間全体を、一気に暖めることが出来ます。
我が家は高気密高断熱なので、比較的好条件かもしれませんが…(とはいえ、何度も言いますが、吹き抜けです、効率は悪いはず)
この1台で家中どこいてもポカポカ…とまでは正直言えませんが、家中どこにいても「寒いな」と思うことはなくなりました。
②メンテナンスも楽ちん
メンテナンスは特に必要ありません。石油ファンヒーターのように灯油の補給の必要もありません。ボタンを押すだけで、一瞬であったまります。
③乾燥しない
電気ファンヒーターやエアコンなどは、暖めると同時に空気の「飽和水蒸気量」が上がり、湿度が下がって乾燥してしまいます。
「元プロがおすすめする『ガスコンロ』の選び方」より
石油ファンヒーターの灯油、ガスファンヒーターの都市ガス、プロパンガスは「炭素と水素」からできているので、燃焼時に「酸素」と結びついて「二酸化炭素と水」になります。このときに出る気体の「水」によって空気が加湿されるので、空気が乾燥しにくいのです。
確かに、エアコンを使用した時のような肌の乾燥感は感じられません。
デメリットは…?
ガス会社の回し者ではありません…本当に、デメリットを感じないです。唯一挙げるとすれば、工事が必要な点くらいでしょうか…?
あとは、やはりガスなので、定期的な換気が必要になります。その点は注意しましょう。
ガスファンヒーターのガス代はどれくらい?
我が家はガス様さまで、コンロや風呂はもちろん、ガス衣類乾燥機「乾太くん」と大活躍なのでガス代は高めです。
実際ガスファンヒーターを使用することでガス代がどれくらい増えたのでしょうか?
こちらが実際のガスの明細です。
左がガスファンヒーターを設置する前の1月の料金、右がガスファンヒーター設置後、ほぼ毎日(朝2時間程、夕方~夜まで6時間程)を使用した2月の料金です。
3,000円アップでした。これが安いと見るか高いと見るか…
ちなみに総務省「家計調査」によると2021年1~3月のガス代の平均は以下の通りです。
世帯人数 | (平均) | 1 人 | 2 人 | 3 人 | 4 人 | 5 人 | 6 人 ~ |
ガス代 | 5,175 | 3,562 | 5,599 | 6,225 | 6,542 | 6,620 | 7,347 |
(参考)電気代 | 10,535 | 6,641 | 11,491 | 13,034 | 13,378 | 15,285 | 18,130 |
(出典)総務省「家計調査」
参考までに電気代も掲載しましたが、同じ時期の我が家の電気代の平均は6,055円で、ガス代と電気代を合わせてもMAX1万5千円位でした。
家庭によって状況は異なるので平均と比較するのはナンセンスですが、ガスファンヒーターのガス代は決して高くないと思えませんか?
いずれにせよ、暖房効率の悪い我が家の吹き抜けを、ここまであっためてくれて、なおかつ乾燥もしないガスファンヒーターは本当に使えます。
寒い冬を迎える前に、もし、暖房で悩まれている方がいたらガスファンヒーターを検討されてみてはいかがですか?
ガスでいうと…乾太くんも本当におススメです