お子様の食事マナーって、皆さんちゃんとされていますか?
うちの子ども達…ものすごく、お行儀が悪いんです。本当に…。
「少しお行儀悪いかなー」とくらいに思っていましたが、同年代の従妹ちゃん達が我が家の泊りに来た時、お友達とご飯食べた時…。ダメだと思いながら他のお子様と比べてしまいます…
うちの子…やばい・・・
食事のマナーは「家庭がそのまま出る」と言っても過言ではありませんね…そして、マナーがちゃんとできている男の子ってなんか魅力的♡
ということで、食事のマナーを意識し始めてから、我が家でやっていることを少しお話します。まだまだ発展途上ですが…
親として知っておきたい『嫌い箸』
お箸のマナーでタブーのことを「嫌い箸」と言います。嫌い箸は是非とも子どもにしっかり伝えたいもの。
お箸のマナーについて「お行儀悪いからダメよ!」と言って注意するよりも、幼い子ども達には、「~~すると、✕✕✕と言われているから、やっちゃダメなんだよ」などとちゃんと理由を伝える方が、すんなり聞いてくれる気がします…。
ということで、箸のマナーについて少しまとめてみました。※諸説ありです。
嫌い箸について調べていると、タブーとされている理由には4つあると考えられます。
・死を連想させ、縁起が悪いという理由
・作ってくれた人への配慮
・器や机を傷つけないようにするという理由
・一緒に食事している人を不快な気分にさせるから
この前提のもと嫌い箸を見ていくと、分かりやすいと思います。
立て箸

これは小さいお子様でも知っているかもしれませんね。亡くなった方への食事を供える際の行為で、縁起が悪いから✕。
箸渡し

箸と箸で食べ物をやり取りすることで、遺骨の骨拾いと同様になり縁起が悪いため✕。
刺し箸

箸は挟んで食べるための道具なので、本来とは違う使い方はマナー違反となります。また、火の通り具合を確かめているようにも見えるので、作った人に対して失礼にあたります。
探り箸

出された料理で、好きな物だけを選んで食べることは失礼で、見た目も悪い行為で、作った人に対しても失礼な行為となります。
迷い箸

出された料理でどれを食べようかと、料理の上をうろうろする事は、行儀が悪いとされ、作った人に対しても失礼な行為となります。…迷っていること自体はカワイイんですけどね…。
寄せ箸

食器のふちに、お箸をかけて移動させること。料理をこぼしたり、机や器を傷つけたりするので、行儀が悪いとされています。
指し箸

箸で人やものを指し示すこと。相手にとっても失礼な行為なので絶対にやってはいけないことと強く言っています。口をつけた箸先を相手に向けることはかなり失礼な行為で、箸を縦に置いて、正面席側に置くなども✕です。
渡し箸

食事の途中で、このように箸を食器の上に乗せることは、「もういりません」という合図になるそうです。
ただ、、、これを子ども達に言うと、食べたくない時この「渡し箸」しそう...
なので、私はこの「これは『渡し箸』と言って、マナー違反になるんだよ。」とまず伝え、「これも隣の人に箸先が向いているように見えるでしょ?だからダメなの。でも、箸置きに置いている時だけ、大丈夫なんだよ。」と、箸置きは箸マナーのバリアゾーン的なイメージで、渡し箸がNGだと伝えました。…本来の意味とはだいぶ違い、勝手に解釈を拡大させているのですが…。
本当の意味(=「もういりません」)は、大きくなってから伝えよう!
厳しくしすぎないことも大事
ここまで、箸のマナーについて少しまとめてみましたが…(※上記以外にも、まだまだ沢山嫌い箸は、あります。)
「指し箸」や「寄せ箸」「箸渡し」など、確かに相手に不快な気持ちにさせる行為はタブーですが、細かいマナーをそこまで気にすることもないとも思いませんか?
こちらの記事にもこんなことが書いていました。

作法というのは『同じ時間、同じ空間を共有する者同士がお互いに不快な思いをさせないように』という気遣いを目的にしたものです。与えられた環境の中で、形式だけではなく、『こんな箸使いをしたら、すてきよね』『周りの人は不快よね』と周囲への配慮をうかがわせ、箸の作法を通して心も育むことができたら、楽しく学べ、すてきな親子関係が築けるのではないでしょうか。
細かいことを気にせず、「日本には箸にまつわるマナーが沢山あること」そして、「一緒に食べている人に不快な思いをさせてはいけないということ」をきっちり伝えながら、数ある食事の機会の中で、すこしずつ教えていけたらいいなと思っています。
箸置きを置くだけで箸の置き方が驚異的に改善した
それでは、本題に戻ります。我が家で導入した箸マナー改善のためのアイテムとは…?
「は~し~お~きぃ~!」
↑例のごとくパワポで作成(笑)↑
毎食、必ず箸置きを置くようにしました!
↑マイブームのメンチカツとひじき、キャベツ、ファンケルの玄米ご飯。写真用にいつもより豪華です。↑
すると…
箸置きを毎日使い始めて3か月ほど経ちますが、7歳長男、そして、4歳の次男坊までも、お箸の置き方が超お上品になりました。
毎回ちゃんと両手を使ってお箸を置くんです。

はじめは箸置きがあるにも関わらず、お箸をバラっと置いたり、縦に置いたり、渡し箸をしたりしていましたが、都度伝えていると、数日でしっかり定着していました。

お箸の置き方が上手に出来るようになった時は「本当に上品にお箸を置くようになったね~」と毎回褒めるようにしています。
最近、外で食事をした際に、箸置きがなかったのですが…
- 縦向きに箸を置かない
- 揃えてお箸を置く
- 両手を使ってお箸を置く
箸置きの効果か、箸置きがなくてもちゃんとできていました。
さらに、箸置きを置くと、料理を作っている私もテンションが上がります。「キレイに盛り付けよう!」と見た目にも少しこだわるようになってきました。
この箸置き習慣は、すぐ取り入れることが出来るので、是非試しにやってみてください♬
食事中はテレビを消す!テレビは食べ終わってから
これはなかなか難しい!というご家庭が多いかも…我が家も前までは、土日はテレビを見ながらご飯をたべていました。でも、そうなるとダラダラ食べちゃって…子ども達もじーっとテレビを見ちゃうから、家族の会話もないし…
そんな中、夏休みに実家で2週間ほど過ごした際に、母が孫たちに「テレビはご飯食べてからにしようね。」とピシャリ。優しいおばあちゃんの言うことだから聞いてくれたのか、大人数で食事するのがたのしかったからか、この2週間でテレビなしが習慣化しました。
その後、我が家に帰ってきてもこのテレビなしの食事が徹底されています。
↑ご実家の協力の元、お正月休み、夏休みなどチャレンジしてみるのもありかも…?ある程度の期間が必要かもしれませんが…
テレビなしのメリットは、何といっても家族の会話が弾みます。メジャーリーグの大谷選手も、ご家族との楽しい雰囲気の食卓でもりもり食べて体格づくりをしたという話は有名ですね。
それに、食事のマナーも『少しは』改善していると思います。
見たいテレビは、録画しておけばCMを飛ばしてみることが出来るので、時間の有効活用にもなるし、テレビなし食事はメリットが沢山あると思います♬