「毒メシ」「天才になる」というインパクトのあるワードが気になり、中身を見ずにポチっと購入した、こちらの本!
子どもが天才になる食事 2週間で脳が生まれ変わり成績アップ!
こちらのレビューと我が家で始めた食習慣をご紹介します。
「食生活の改善」って意外とハードル低くない!今からでも出来ることをご紹介します。
「子どもが天才になる食事」を読んだ感想
この本は、中学受験専門塾「伸学会」の代表である菊池 洋匡さんと、実弟で分子栄養学実践講座の特別指導認定カウンセラー 菊池則公さんとの共著。
塾の先生による栄養学の本って、おもしろいですよね。
集中力のない生徒さん、学力の低下が気になる生徒さんの塾のお弁当は菓子パンやコンビニ弁当など…。。。そんな生徒さんのご家庭の協力をもとに、食事を改善したところ、その子達の集中力、そして学力に大きな変化があったそうです。
悪い食事がどのようなメカニズムで子どもの集中力や学力に影響を与えるのか、また、いい栄養が子どもにどのような影響を与えるのかが詳しく書かれています。
「避けるべきもの」と「摂るべき栄養」についての説明がとても分かりやすいです。なお、ご注意いただきたいのは、こちらの本は、レシピ本ではなく(14程のレシピは掲載されています)、食事や栄養に関する知識本です。…私は、レシピ本のつもりでポチりましたが、届いてびっくり!!でも、知識を得た方が、もっとたくさんのレパートリーがありますね!!
本のタイトル「子どもが天才になる」や本の中に沢山出てくる「毒メシ」…など結構過激な表現が多く、また、実際にお子様が変わったという話も沢山載せられてますが、若干「本当かな?」と思ってしまう節も正直ありました。でも、考え方は人それぞれ。本の内容を理解した上で、我が家での方針をそれぞれで決めたらいいと思います。
例えば、この本で「小麦」が「毒メシ」の代表格とされています。パンはこれから米粉で作ろうか?など考えましたが、そこまで完璧を目指さなくても、「小麦がよくない」という認識を持っておくに留めようと思いました。
信じるか信じないか、やるかやらないかはあなた次第です…(なんか、怖い…)
我が家で無理のない範囲でやっていること
①お米は玄米ご飯ブレンドが基本
この本で発芽玄米がおすすめというワードはいくつか出てきました。どういう点でおススメなのかまとめますと…
① 血糖値の上昇を緩やかにする
玄米が血糖値の上昇を緩やかにするのは皆様もご存じかもしれません。そもそも、血糖値って子どもとも関係あるの?と思っちゃいました。が、血糖値の乱高下は、「意思力」と関係があるそうです。上がったり、下がったりが激しいと、気持ちをコントロールできる力が鈍ってしまうようです。
② ひらめき力をアップさせる
GABAが豊富で、脳内の興奮した神経を落ち着かせる作用があり、リラックスして頭の回転がよくなり、ひらめき力のアップに繋がる
③ 細胞を修復させる
玄米は亜鉛が豊富で、亜鉛が不足すると、立ち眩みがしたり、疲れやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりするそうです。
我が家は以前ご紹介した、今もFANCLさんの発芽米2年以上、毎食取り入れています。これからもずっと続けていく予定です。もはや、我が家にとっては固定費。
このファンケルの発芽玄米は、美味しいし、リーズナブルなので、毎食に取り入れやすくておススメです。
②「お魚」と「えごまオイル」は毎日必ず摂取
魚に含まれる油には、記憶力を高めるDHAが含まれています。DHAは体内ではつくることができないため、食べ物から摂取する必要があります。
DHAが減少すると、神経組織のさまざまな機能が低下し、記憶力の低下だけでなく、衝動性が増して攻撃的になることがわかっています。
(中略)
DHAが脳に与える好影響を示す研究データはこの他にも多数あり、優れた栄養素であることが明らかになっています。
我が家では、朝食で2~3日に1回は魚を出しています。
鮭、ししゃも、サバ、ちりめんじゃこ…焼くだけだし、忙しい朝も簡単♬
朝食で魚が取れなかった日は、夕食に出すようにしています。この本に影響を受けてから1カ月ほどですが、これは毎日徹底出来ています。
とはいっても、魚は鮮度が大事で、毎日スーパーに行ける訳ではないので、さんまやイワシを圧力なべで煮たものや下味をつけて冷凍していたブリを焼いたり竜田揚げにしたり…と色々使いまわしています。
そして、毎日でいうと、コレ!
えごま油です!
えごま油には、オメガ3脂肪酸という脳や体の修復に欠かせない栄養素が含まれており、オメガ3脂肪酸の括りの中に先ほどのDHAも含まれているということで、記憶力の向上にも効果を発揮するそうです。また、抑うつにも改善効果があるとか…
美容やダイエットにいいのも有名ですよね!
我が家では、毎日、ティースプーン1杯ほどを、お味噌汁やサラダにかけています。※熱はNG!そのままで。
味はほとんどないので、子ども達のお皿に取り分けたサラダにこの量を入れても全く嫌がりませんよ。
えごま油の摂取は比較的楽なので、はじめやすいかも♬おすすめです。夕食時に摂るのがいいようです。
\こちらのえごま油は、クセがなく、そのまま飲めちゃうくらいです/
③小麦や牛乳は嗜好品という認識
小麦や牛乳は「毒メシ」として、腸の炎症・漏れ(リーガーキット症候群)を起こし、学力や集中力ダウンを引き起こすそうです。
腸の炎症、そして、その後どうなってしまうのかは、本書で是非確認してください。
私は、牛乳至上主義の家庭で育ちました。母は牛乳を沢山飲ませ、大人になっても、朝の紅茶にはたっぷりの牛乳を入れて飲んでいました。休日は、子ども達が学校や保育園で牛乳を飲まないので、その分どうやって摂らせようかと試行したり…。
カルシウムをとるだけでは、丈夫な骨をつくることはできません。
カルシウムを骨に沈着させるためには、マグネシウムが必要になるからです。ところが、牛乳にはマグネシウムは微量しか含まれていません。実は、牛乳はカルシウムとマグネシウムの比率がとても悪いのです。
ガーン…そうだったの?
とはいっても、小麦粉も牛乳も、ゼロにすることは不可能です。なので、そこは緩く…
小麦粉は嗜好品。日頃は、食卓に小麦粉が出る数を減らしています。
牛乳は絶対に摂らなくちゃいけないものという考えは捨て、カルシウムは魚やひじき、豆腐などの食事で積極的に摂れるように心がけています。
後日談…
前に比べて、朝食に「パン」より「ご飯」の出現が多くなってきた我が家…子ども達も当然「なんで?」となる訳です…そこで、小麦粉による「リーガーキット症候群」について簡単に説明したところ…次男に…
ボクが大きくなったら、子どもにはパンを沢山食べさせてあげるな。
と言われちゃいました…。何ごともほどほどに…ですね。楽しみもありつつ、健康な食事を心がけたいと思います…
④調味料に気を遣う
我が家は、以前よりお砂糖も白砂糖ではなく、きび糖を使っています。美味しいですし、料理に入れた時に合う気がするからです。
今回変えようと思ったのは、塩。
スーパーで売られているほとんどの塩は人工的に作られた塩です。これらの塩は、しょっぱさの成分である塩化ナトリウムで構成されていることが多く、栄養となるミネラルは入っていません。
今のお塩が切れたら、本中で紹介されていた「マグネシウムやカリウムなど他のミネラルが豊富」な、お塩に変えようと思います。
しかし、お砂糖もお塩も、やはり栄養を摂ろうと思っていいものを探すと、圧倒的に値段が高いです。私も、いつも、スーパーの陳列棚の前で悩んでしまいます。
確かに、若干価格は高くなりますが、それは購入時だけの話。購入するのって、数か月に1回ですよね?
金額差を1カ月分に、1日分にするとそこまで大きな差にはならないはずです。
スーパーで調味料に迷った時は…
「1日〇円の差」と「子どもの成長にいい影響があるかもしれないという『可能性』」を天秤にかけてみようと思います。
日々の積み重ねは出来るところから。
この本を読んで、実際に食生活で、学力や集中力だけでなく、落ち着きがない・イライラするなどの性格も変わったというお子様の事例が沢山出てきました。
「え?食事だけでほんとなの?」…っと、疑ってしまいました。
しかし、やってみてマイナスになることはないはずです!!
白米を玄米に変える、調味料を変えてみる、これらは一度替えたら、すぐに日常になるもの。是非取り組みたいですね!