余りのあるわり算とは何か?まずはイメージで…
余りのあるわり算についてまずみていきましょう。
上の「クッキーが9枚あります。3で分けると1人いくつ?」では、キレイにわけることが出来ますが、下の「クッキーが10枚あります。3人で分けると1人いくつ?」では、あまりが出てしまい、不穏な空気が漂っています…。わり算では、キレイに割り切れないことがあるということをまずは理解してもらいましょう。
答えの「余り」を「…〇」と書くか、「あまり〇」を書くかは、教科書や先生のご指導によって変わると思います。
【がんプリ】余りのあるわり算
余りのあるわり算は「商」を求めるのが一番の山場
余りのあるわり算のやり方を順を追ってみていきましょう。
たとえば…17÷3=
割る数の段(=3の段)で割られる数17を超えないギリギリの数字を見つける!
3、6、9、12、15、18・・・17を超えないギリギリは3×5=15。
一旦、15÷3=でピッタリになるわり算で「商」を出す!と伝えましょう。
よって、商は「5」
「割る数」「割られる数」という表現がややこしいので、“右”(割る数)“左”(割られる数)をさせていただきます。
“左”から、さっき見つけた「超えないギリギリ」を引いて出た答えが「余り」です。
先ほど出した「商」ד右”(割られる数)と教えると、また、かけ算?!と混乱してしまうので、「ギリギリの数」を「左」から引くとシンプルに伝えましょう。
この2ステップですね!
この中でやはり一番ややこしくて、苦手意識を抱いてしまうのが…「商」を求めるところ…(ステップ1)!!!ここで苦手意識を抱いてしまうと、なかなか次に進むのが難しいと感じました。さらに、ステップ2もあると思うと、途方もない道のりに感じてしまうんです…
なので、まずは、超えないギリギリを見つけるセンスを磨くことが大事です。
どうやって磨く…??
息子達に教える時、私は、余りのあるわり算で「商」だけを求める(ゲーム感覚で楽しく学べるとよりよい)アプリがないかな…と沢山のアプリをダウンロードでして探しましたが…ない…ないんです!どなたか作ってほしい!!!
「商だけ求める」というアプリはなかったので…とあるアプリで、シンプルに余りのあるわり算を、「商」が息子、「余り」を私が担当して答える訓練を繰り返ししました。私がスマホを持ち、息子が商を口頭で答えて私が入力、その後、余りを私が入力…タイムを競うアプリだったので、これを何度もやっていると「商を求める」センスが磨かれたと思います。私の澱んだ脳もスッキリしました…
ということで…「商」を求める工程だけにフォーカスしたプリントを作ってみました。
まず、割る数をかけ算の段ごとにしているので、「超えないギリギリ」を探す感覚をつかみやすいと思います。
また、①~④では右端に各段のヒントを付けているので、慣れるまでは見ながらやってもいいと思います。
ここでは、苦手意識を抱かないようにするのがポイントだと思います。とにかくどんどんといて行って、慣れていくことが一番!!
【がんプリ】余りのあるわり算で商のみを答えるプリント
あまりは「単なる引き算だから簡単だ」という印象を持ってもらう
最後のステップとして、あまりを出します。
たとえば、61÷7= の場合…
商が8なので、61-56= あまりを出します。こうなると、2桁-2桁の引き算で難しそう…と思ってしまいがちですが、1の位だけに注目したらいいのです。
もし、繰り下がりひき算をマスターしているお子様だったら…
1と6の相棒の4を足して余りは5だね!
で、どんどん進められるのではないでしょうか????
【がんプリ】余りのあるわり算を楽しく進めるプリント
これまで「商だけ」だったので、ハードルが一気に上がります。やる気ダウンにならないように、パズルゲームをつけています。右下の〇の中に書かれている問題の「商」と「余り」に該当するひらがなを拾っていくというもの…。
5文字は…慣用句になっています。意味はお子様と一緒に辞書で調べてみてください♬