「子どもを本好きにする10の秘訣」のレビュー

「子どもを本好きにする10の秘訣」のレビュー

子ども達も大好きな絵本、読み聞かせ…。どんな本を読んだらいいの?「読み聞かせ」から「読書」へスムーズに移行は出来るの?そんな悩みを解決してくれるような本でした!ずっと手元に置きたい、購入決定!

子どもを本好きにする10の秘訣

構成・目次

幼児教育で有名な、花まる学習会代表 高濱 正伸氏、同じく花まる学習会の平沼 純氏による著書。読書がなぜいいかということは大前提として、どうしたら読書好きになるか、どんな本を選んだらいいかという実践的な内容が書かれています。

第1章 わが子を本好きにするススメ
1 本と読むと、成績はよくなるの?
2 「おやつの本」よりも「ご飯の本」を読ませる
3 考え抜かれた本こそが「良い本」
4 図書館から借りて済ませてもいいの?
5 読書感想文は必要なし
6 本好きな子は孤独なの?
7 読書と実体験の往復が大切
8 次につながる読書になっているか
9 「泣ける話」を押し付けないで
10  読むたびに発見がある本を
11 ファンタジーで力強く生きる視点を得る

第2章 読み聞かせ=「耳からの読書」で本に親しむ
1 読み聞かせはなぜ大切なの?
2 読み聞かせは自然な声で
3 読み聞かせは寝そべってもいい
4 読み聞かせは何歳でも構わない
5 読み聞かせに向いている本の選び方
6 挫折せずに黙読に移行させる方法
7 義務感で読み続けるのはNG
8 読み聞かせは物語でなくでもいい

第3章 目的別 子どもが読みたくなる本の選び方
1 子どもが自分から本を読むようになるマル秘作成
2 年齢が上がるにつれ字の多い本を読ませるべき?
3 社会に関心が向くきっかけになる本
4 夏休みの自由研究のヒントになる本
5 動物が出てくるおすすめの本
6 読書よりも外遊びの好きな活発な子を夢中にさせる本
7 異文化理解に関心が向くきっかけになる本
8 自分の生き方を見直すきっかけになる本

第4章 豊かな読書体験がさまざまな力をはぐくむ
本は「読まなければならないもの」ではないけれど
9つの力①「知識」と「知恵」-情報の拾い読みからでは得られないもの
9つの力②幅広い表現と「書き言葉」ー第三者との対話力
9つの力③想像力ー見えないものをイメージする力
9つの力④記憶力・情報整理力ー「分ける」から「わかる」へ
9つの力⑤多様な価値観ー自分を「外」から見て見ると…?
9つの力⑥他者との「つながり」-どこかの見えない誰かとも
9つの力⑦自分の感情をコントロールする力ー実人生のシミュレーション
9つの力⑧自ら問いを立てる力ー「答える力」よりも「問う力」
9つの力⑨自分の人生を肯定して生きる姿勢ー自分の人生という「物語」をつくる

子どもを本好きにする10の秘訣

感想:ここに出てくる本…全部読ませたい!!いや、私が読みたい!

図書館で借りた本ですが、最終的に購入しました!なぜならば…この本に「子どもを変える厳選291冊」がブックリストとして紹介されており、手元に残して置きたかったからです。

どれも、子どもたちに確実に力を与えてくれるものばかりです。なかには、内容の紹介や「おすすめポイント」だけでなく、実際に読んだ子どもたちやお父さん、お母さんたちによるコメントを載せているものもあります。言ってみればこれは、私が選んだと同時に、教室の子どもたちやかつて子どもだった沢山の人たちに愛されて、読みつがれてきたリストであるともいえるのです。

実際にここに書いている本「あくたれラルフ」を図書館ですぐに借りてきました!

確かに!発見がある!

そして、息子もすごく気に入っていて、3日前に借りましたが今のところ毎日読んでいます。シリーズものなので他にも読みたいっと言ってくれています。全ての本に対して、何を以て「良書」とされているんだろう?という興味がわいてきます。この本に書かれている本全部読んでもらいたい!…そして、読みたい!私が…!

印象に残ったこと・実践したいこと

「読み聞かせ」から「読書」への移行方法がついに解明!?

こちらに書きましたが、私は今の「読み聞かせ」が「読書」へうまく移行してくれないかと常々考えています。
この本には「挫折せずに黙読に移行させる方法」というドンピシャな表題で紹介してくれている箇所がありました。

■(「自分で読んでみたい」と感じる瞬間に)絵本や短めの創作物語から移行させていくとスムーズ。
■「説明+一部朗読」スタイル
→部分的に要約や解説を織り交ぜながら読み聞かせる。本全体を簡略化するのではなく、印象的なシーンや特におもしろいところは読み聞かせをし、それ以外のところは要約と解説のみを手短に語ることで、子どもたちの名作への関心を高めていく。

「おやつの本」だけでなく「ご飯の本」もバランスよく

そもそも論として、世の中に絶対的な「良書」と「悪書」というものはありません。

という大前提があった上で…

子どもには、「おやつの本」よりも「ご飯の本」をたくさん読ませるのがベストです。
(中略)
子どもが自分から手に取りやすいのは、ともすれば「おやつの本」に偏ってしまうと言えます。
見た感じはなんとも一目を引くような作りでおもしろそう、中身はたしかにさまざまな事件や出来事が起きて勢いよく読める…しかし、一生ものの栄養になるようなものは得られないような類の本です。

これを見て、「ドキ!」…息子が最近好きで、つい先日コラムにも書かせて頂いた本ってどっちかというと”その類の本”…!!??なんて不安になりましたが、私としてはあまりそこは気にしないようにしています。子どもが選ぶ本を「ダメ!」なんて言いたくないし(出来ればマンガ以外は…)、本が楽しいものだと分かってほしいし…。なので、「おやつの本」ばかりを気にするのではなく、「ご飯の本」を私が定期的に入れていくことでバランスを保っていきたいと思います。

「ご飯の本」はそれ(「おやつの本」)と対極にあります。
子どものためにとことん考え抜かれた作りになっていて、物語世界にどっぷり浸ることが出来、一生の栄養になるような骨太な力を得られる本です。
(中略)
「ご飯の本」と「おやつの本」はそのまま「ロングセラー」と「ベストセラー」に言い換えられるといっても過言ではないでしょう。
今読んでいるのが「ロングセラー」かどうかを見分けるのは、実に簡単です。本の奥付にある、発行年と印刷された回数を見ればいいのです。

「ロングセラー」の「ご飯の本」の一例として出てきた「イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)」を実際に購入してみました。文庫本サイズは811円と、とてもお安いのもうれしい。絵も少ないし、文庫本サイズなので小さめでビジュアル的に子どもがそそられる要素は少ないですが、確かに兄二人がオオカミに食べられてしまう”本当の”「三びきの子ブタ」は息子には新鮮だったようで、物語に引き込まれているような感じでした。こういったように、こちらの本で紹介されている「ご飯の本」を私が図書館で借りて、さりげなく読み聞かせして行こうと思います。そして、気に入ったものは購入して何度も読んでもらえるように環境を整えて行こうと思います。※「あくたれラルフ」シリーズは息子もかなり気に入ったので、購入決定!

読書は何かの「手段」ではなく、それ自体が「目的」

ここまで読書や読み聞かせの話題を扱う私…そうです。完全に、読書が何かの「手段」だと思っているのだとこの本を読んで、痛感…。気持ちを改め、子どもたちと一緒に読書を楽しむことに徹していきたいと思いました…。

まとめ

こちらの本は「読書がなぜいいか」にページを割くのではなく、「読書」を楽しむにはどうしたらいいか、どんな本を読んだらいいか、自分から進んで本を読むように促すにはどうしたらいいか…などという、「子ども」と「本」についてのあらゆる疑問や不安を解決してくれる本でした。とっても参考になるので皆様も是非ご覧くださいませ…。

 

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