小学1年生の長男がハマっています。絵がほとんどなくて、まだ早いかな?と思っていましたが、家でも学校でもずっと読むくらいハマっているようです。
銭天堂の魅力について深堀!!
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銭天堂とは?!
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』は、廣嶋玲子(ひろしまれいこ)さんによる日本の児童小説で、シリーズ累計発行部数は350万部を突破(2021年7月時点)している小学生に大人気の小説です。
ストーリーは…
叶えたい望みがある人の前に突如現れる謎の駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂を訪れた”幸運なお客様”を主役にしてオムニバス形式で、小説は展開していきます。
店主の紅子さんがすすめる駄菓子はどれも食べると、その客の叶えたい望みを実現してくれるのですが、食べ方や使い方を間違えたり、客が調子に乗り始めたりすると恐ろしい事態を招いてしまうのです。
日本のブラックユーモアの代表格「笑ゥせぇるすまん」のようなイメージですが、銭天堂の紅子さんは、「笑ゥせぇるすまん」の喪黒 福造ほどブラックではなく、上品さ、気品、包容力、優しさが感じられる女性です。
ちなみに、アニメでも放映されています。
Amazonプライムでも配信しているようなので、チェックです!
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銭天堂は何歳から読める?!漢字にフリガナはふってある?
銭天堂の対象年齢は…
小学校中学年=小学3・4年生 から
とされています。実際に、フリガナを振られている漢字も小学3年以上で習う漢字のみで、小学1、2年で学習する漢字にはフリガナがありませんでした。
↑銭天堂1巻「型ぬき人魚グミ」より↑
例えば、この回の主人公「真由美(まゆみ)」。
そのページに初めて出てくる「真由美」にはフリガナがふってありますが、次に出てくるときはフリガナがありません。
ページが左に移ったあとも、初めに出てくる「真由美」には同様にフリガナ、2回目以降はフリガナなしとなっています。
また、タイトルで見慣れている「駄菓子屋」や「銭天堂」にも、同じようなフリガナルールが徹底されています。
このように、知らない漢字もフリガナのサポートがあるので、対象年齢以下でも無理なく読むことが出来るわけです。
小1息子に、「習っていない漢字はどうしてわかるの?」と聞くと、「え?勘で読んでる。」とクールに言われました。
勘で読めるみたいです(笑)
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絵がないから自分で世界を作り上げられる
銭天堂の1つの話は、だいたい20ページ前後で、そのうちイラストがあるのは2ページほど。
ほ・ぼ・も・じ です。
でも、ご安心下さい。銭天堂の描写はとても分かりやすいです。
例えば、銭天堂16巻「忍者ジンジャー」の中の一節。
鬼の編集長、指原さんがこちらに近づいてくるところだった。にこにこ笑っているが、目はランランとかがやいている。
マンガ家と編集者の原稿〆切間際の攻防を書いていますが、どういう状況か頭の中で描きやすいですよね。
また、映像にしたらハラハラドキドキする場面でも、TVだと見ていられませんが、自分の頭の中で作る想像の映像なら、読み進めていくことが出来ます。
私は、このことを息子によく話します。
「お母さん、この場面テレビだったら怖くてきっと見られないわぁ…きっと。小説だからまだ大丈夫だよねー」なんて言って、小説と映像の違いは意識的に発信しています。
とにかく描写が分かりやすいいので、小説を読んで、頭の中でストーリーを構築する練習にはとってもいいかもしれません。
なので、テレビでも放送されていますが、アニメで見るのは、小説を読んでからがおススメなのかも…
はじめは読み聞かせでも…
小1の長男には、はじめは読んであげていました。そして、ハマりだして、次々と購入していくと、一人で進んで読むようになりました。完全に一人読みになってる!!
何より大人が読んでも面白いので、親子でワクワクしながら読んで、小説一人読みへの大きな一歩にしてみてはいかがですか?
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