がんプリ初期の記事でこんなものがあります。

久しぶりに過去の記事を振り返って、小学生になった現在「ご褒美」がどうなっているのか?!をお伝えすべきだと思って、改めて勉強のあとのご褒美について書いてみます。
勉強のご褒美はありなのか?
以下は上に記載の過去の記事からの引用になります…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私ががんプリを始めるきっかけになった、和田秀樹さんの『「東大に入る子」は5歳で決まる』という本では、ご褒美を報酬にして勉強させることが悪いことではないと、以下のように書いてありました。
幼少期の子どもに、意志力をつけなさい、自分をコントロールできるようになりなさいと言っても、それは難しいでしょう。子どもは、そこまで聞き分けがよい存在ではありません。やはり子どもには、しつけとして“アメとムチ”方式を使い分けることも必要です。
(中略)
我慢をして自分のするべきことをすれば、あとでもっと大きないいことが得られることを学び、それが刺激となって勉強に対する意欲は高まります。
子どもには、根拠のある自信をつけさせることが大切であると先に言いました。そのためには子どもに成功体験をさせることが必要だとも説明しました。それは正しいことですが、あまりに正攻法だけでやってしまうと、子どもがついてこなくなることもあります。我慢だけさせても、よい効果が得られるとは限りません。
和田秀樹(2017)『「東大に入る子」は5歳で決まる』小学館
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これを見て、ご褒美ありでもいいんだ!と思い、我が家では「プリントやったらテレビ見ようね!」と言って、幼児期はがんプリを始めました。
小学生になっても家庭学習のあとにはやっぱり「ご褒美」
3歳から始めた”ご褒美ありきの“「家庭学習」。
当時は、「ご褒美がないと何もできない人間になってしまう」のではないか?なんて危惧していましたが…
果たして今はどうか?というと、まだ続いています、ご褒美。
ただ、もはや勉強をやること自体が当たり前になっているので、ご褒美があるのも当たり前という感じで、注目すべきは、やはり、勉強とご褒美の結びつきというよりは、勉強の習慣化だと思っています。
家庭学習を始めて丸5年の現在としては、ご褒美ありきで家庭学習をすることで、家庭学習習慣が付いたというのが、今のところのご褒美の善悪に対する結論です。
「やるべきこと」は「ご褒美対象外」
ただし、小学生になって上手くいかない時期もありました。
それは、やるべきことが増えた点。やるべきこととは…そう、「宿題」や「明日の用意」など、小学校関連の色々です。
保育園時代から続いていた家庭学習が、学校のやるべきことに置き換わるだけでは、せっかく進んだ先取学習もストップしてしまいます。
つまり、「小学校のやるべきこと」と「家庭学習」を区別しなければなりませんでした。
そこで、我が家では宿題などは勉強ではありますが「当たり前にやるべきこと」なので、ご褒美の対象にはしていません。
その点は、入学当初から言っていました。保育園児の弟と比べて、「何でボクだけやることが多いの?」と言われることは数知れず…でも、今は、「小学生と保育園の違い」を理解してくれたようで、納得して取り組んでいます。文句が終わったわけではないですが…
学校から帰ってからのスケジュール
では、いつどんな感じで家庭学習をやっているのでしょうか?
長男が、帰ってからのスケジュールはどんな感じかというと…
※時間は日によって変動しますが、「やることと」と「流れ」は決まっています。もし、取り掛かる時間が遅くて、後ろ倒しになった場合は、ご褒美のテレビタイムが短くなります。それは自体、納得しているので、「早くやらなくちゃ!」「自由時間を自分で増やさなくちゃ!」とは感じているようです。
- 息子:帰宅後はソファで本や漫画を読んでゆっくり過ごしたいご様子
- 私:夕食の支度
あまりにゆっくりしていると、、、
そろそろやりますか~?
と、声をかけます。たいてい一度の声掛けでさっとは動きません。
- 息子:そろばん、ブンブンどりむ、漢字、読解問題など日によって変えています。
- 私:この時間は夕食の準備をしていますが、呼ばれたらすぐ行けるようにはしています。幼児期のように横につきっきりという感じではないです。
- 息子:宿題(学童でやってくるので、音読・計算がメイン)、明日の用意、給食袋の片付け
- 私:連絡帳、お手紙のチェック&音読を聞きながら、この時間に夕食の仕上げ
テレビは付けず、会話を楽しむ。食後のテレビで団らんとはならないため、夕食の時間にテレビなしでしっかり団らん。
自分たちの好きなテレビやYouTubeをお風呂の時間まで好きなように見せています。
だいたい、20:30くらいにお風呂に入って、本読みタイムがあって、21:30には消灯。いつもだいたいこの流れです。
非日常の数=ご褒美の数
テレビ、YouTube、お菓子、ゲーム…こういったものが普段から、当たり前、そう「日常」になっていると、その日常のために勉強をするなんて、モチベーションになりません。
我が家は、子ども達が小さい時から今も、日ごろからテレビやYouTubeをなどのメディアを見ない生活なので、今でもご褒美へのモチベーションが高く保てています。
小さいお子様がいるご家庭は、メディアなし生活に転換するのは難しいかもしれませんが、やはり先々のことを考えると、『非日常』にすることを意識することを、私は今強くおススメします。
決して禁欲させて、かわいそう…と思われる方もいるかな…、、、
でも、無駄にダラダラテレビを見ている時間を、やるべきことをやる時間にして、その後、「ご褒美」で見たいテレビを見せてあげる。自分が頑張ったから見られるという感覚が幸福感をもたらすと思います。
有名な佐藤ママも、テレビをリビングから2階へ移動させて、テレビを『非日常』にしたというエピソードは、よく聞きますよね。
小さい時からテレビなしの習慣が出来ていると、家庭学習の時間も確保しやすく、スムーズだと思います。
朝だって毎日やってるよ!家庭学習
小学校に行く前にも、我が家では、5分くらい毎日勉強時間を設けてます。といっても、そろばん問題を本当に少し。でも、これは、本当に毎日欠かさずちゃんとやっています。
私が作ったそろばんプリントをやっていて、その下にYOUTUBEのQRコードをつけています。そう、ここでもやっぱりご褒美♬
朝の学習習慣については別の機会にお伝えします。