自己肯定感…子育てをしているとよく耳にしますね。
我が子には自信をつけてほしい。子育てされている親御さんなら誰しも思われると思います。
今回は、子どもの自己肯定感を高めるために、我が家でしている環境づくりについてお伝えします。
自己肯定感とは?自己肯定感が高いと何がいいの?
自己肯定感とは?
そもそも自己肯定感とは…?
自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。
そのままの自分を認め受け入れ、自分を尊重し、自己価値を感じて自らの全存在を肯定する「自己肯定感」の感覚は、何ができるか、何を持っているか、人と比べて優れているかどうかで自分を評価するのではなく、そのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態が土台となります。
この感覚を持てると、自分を尊重するように、他者や周りも尊重できます。すると他者からも尊重され、お互いに尊重し合える関係が作れます。
自己肯定感が高いとどうなるの?
自己肯定感が高い子は、何かの壁にぶち当たった際、「僕にはできない」「やっても無駄だ」と諦めるのではなく、
「僕ならできそう!」「やってみたい!」とポジティブに捉えられます。
また、チャレンジ精神もあり、何事にも臆することなく挑戦できます。
自己肯定感から、そういったエネルギーが醸成されるわけですが、それだけでなく、自己肯定感が高い人は、人と比べることなく、自分の軸で物事を捉えることが出来ます。
残念ながら、私は自己肯定感が低いと感じる瞬間があります。それは…そう、人と比べてしまう時です。
子どもが生まれてから尚更そういった機会って増えますよね…。
我が子にはそんなつまらない人生を送ってほしくない。心からそう感じています。
なので、私は常日頃から「自分は自分、人は人。〇〇ちゃんは自信を持っていいんだよ。人と違うことはいいことなんだよ。気にすることなんてないんだよ。」と自分を戒めるかのごとく、息子たちに言っています。
アグネス・チャンさんの著書で、伝えたいことを毎日言い続けることで子どもの身体に浸透するといったようなことが書いてあったので、私もこのセリフを言い続けるようにしています。
長男には若干、「はいはい…自信を持つんだね、わかったよ…」と、いなされている感が否めないですが、これは耳にタコが出来るまで言い続けたいと思います。
ただ、自己肯定感を高めるためにはこれだけでは絶対的に足りなくて…やはり、出来たことに対してとことん褒めることが最も重要だと様々な書籍、文献を読んで感じます。
とはいえ、褒めるタイミングってなかなか…難しい。
そもそも…
自己肯定感が高いから、何かが出来て、褒められるのか…
褒めるから、自己肯定感が高くなって、何かが出来るようになるのか…
若干、ニワトリが先か卵が先か…のような話になってしまいましたが、褒める機会って毎日何度もあるわけではないし、常に意識するのもなかなか難しいですよね。
ということで、まずは自己肯定感を高める環境づくりが大事なのではないかと思いました。どういうことか…「ぼくはできるんだ!すごいんだ!」ということをいつでも感じられる環境を常に作るということです。
「ほめ写」が子どもの自己肯定感向上に有効!?
先ほどもお伝えしたように、自己肯定感を高めようと、毎日毎日褒めても子どもには不自然と映るかもしれない…、また、褒める材料がない…など、継続的に褒め続けるのは意外と難しいことです。
私は無理せず継続的に自己肯定感を高める働きかけが出来るように、今話題の「ほめ写」に取り組んでいます。
ほめ写とは…
子どもの写真プリントを家の中に飾り、それを見ながらほめてあげる新しい子育て習慣のこと。
実際に効果があるの?ということですが、このようなアンケート結果があります。
上記のアンケート結果は、幼稚園から小学生の子ども(4~12歳)と、その親600組へのアンケート調査結果。写真を飾っている家庭の子は、写真を飾っていない家庭の子よりも、自己肯定感が高い結果が出ているようです。写真を飾ることが自己肯定感の高低差に関係があることが分かります。
他にもアンケート結果から明らかなことが沢山あるので、是非、ほめ写プロジェクトのHPをご覧ください。
自己肯定感を高める環境づくりは、有孔ボードで簡単に手軽に
我が家では、リビングの隣にあるおもちゃ部屋の壁一面に有孔ボードを貼って、あれやこれやを飾っています。
・保育園で作った作品
・かっこいい写真
・もらった賞状
・お友達からもらったお手紙 などなど
壁に直接貼ったり、穴を開けたりするのに毎度気が憚られるから、自己肯定感を上げるためのチャンスを逃しているのです…。そうならないように、壁一面を飾る専用にリフォームしちゃえば、気後れすることなく、すぐに貼れる!すぐにつけられる!わけです。
リフォームといってもそんなに大袈裟なものではありません。有孔ボードはこちら↓使って、壁につけています。とても簡単です。
有孔ボードを付ける位置に鉛筆でチェックを入れて…
細い4本の釘を打ち付けるだけで、有効ボードを付ける金具の設置完了!金具の上に有孔ボードをのせ、上からビスを押し込むだけ!
簡単に出来ますし、あとも残りにくいので賃貸住宅の方でも気軽に有孔ボードを設置することができます。
子どもたちの目につく場所に、常に「僕はできる!」の証拠があるので、子どもたちも意識できるのではないでしょうか?
「褒められる」&「愛されている実感」が得られるのが、子どもの写真を沢山貼ることの最大の効果だと思います。
写真のおしゃれな飾り方についてはこちらもご参考下さい。
フォトブックを作るのもとってもおススメです!
写真を貼ることが、わが子にどの程度効果が得られるかはすぐに分かるわけではありませんが、少なくとも「愛されている」ということは伝わるのではないでしょうか…。
自己肯定感を高めるために、まずは無理せず継続的にできる環境づくりから試してみてはいかがですか?