少し大袈裟なタイトルかもしれませんが、わが家では6歳直前に、かけ算とわり算を同時に理解できるようになりました。
やったことはただ一つ。
「意味」から丁寧に教えたこと。
このページでは、九九の暗記に入る前に大切にした考え方をまとめています。
焦らない。まずは、たし算・ひき算を確実にする
かけ算に進む前に、まず大切なのはたし算・ひき算の完成度です。
わが家では、繰り上がりたし算と繰り下がりひき算を1年以上続けました。正直、「早くかけ算に進みたい」と思ったこともあります。
しかし、今振り返ると、この期間こそが最大の近道でした。
理由は3つあります。
・かけ算とたし算を混同しなくなる
・数の処理に余裕が生まれる
・わり算まで一気につながる
たし算が曖昧なままかけ算に入ると、「2+4」と「2×4」が頭の中でごちゃごちゃになります。
土台が固まっていれば、それぞれの計算の意味を落ち着いて区別できます。
実際、かけ算やわり算よりも、繰り上がり・繰り下がりの方が難しいと感じているお子さんも多いはずです。
だからこそ、ここを急がないことが重要です。
かけ算は「たし算を簡単にする方法」ではない
かけ算というと…
2×5=2+2+2+2+2と説明されることが多いです。
もちろん、これは理解の入口として有効です。ですが、本質はそこではありません。
かけ算の本当の意味は、
「1あたりの数」×「いくつ分」=「全体の数」
という数量関係の理解です。
「倍」という言葉もよく使われますが、小さな子どもにとっては抽象的で分かりにくい概念です。
かけ算は、たし算の延長ではなく、“新しい考え方”として教える必要があります。意味の理解こそが土台です。
まずはかけ算の「意味」をプリントで体に入れる
がんプリでは、まず「1あたりの数」と「いくつ分」を意識させるプリントから始めます。
この段階では、まだ九九は使いません。答えをあらかじめ書いておくことで、「できた!」という成功体験を作ります。
最初に「かけ算は簡単」と感じてもらうこと。これがとても大事です。
【がんプリ】かけ算の基礎

かけ算は、たし算を楽にする計算ではありません。
「1あたりの数」×「いくつ分」=「全体の数」
この“型”を理解することが、かけ算の第一歩です。
答えを覚える前に、
数量の関係を整理する。
意味から学ぶことで、わり算にも自然につながります。
【がんプリ】かけ算でできる?見分けプリント

かけ算は、どんなときでも使えるわけではありません。
「同じ数のくり返し」になっているときだけ使えます。
このプリントでは、
・かけ算で計算できるもの
・足し算で考えるもの
を見分ける練習をします。
わり算はかけ算と同時に進める

わり算の意味は、
「全体の数」÷「1あたりの数」=「いくつ分」
「全体の数」÷「いくつ分」=「1あたりの数」
かけ算の裏返しです。
九九を覚えたら、その段のわり算も同時に進める。
文章題も一緒に解いていく。
行ったり来たりすることで、数の関係が固定されます。
【がんプリ】わり算の基礎

わり算は「分ける計算」ではありません。
「ぜんたいの数」÷「いくつ分」=「1あたりの数」
「ぜんたいの数」÷「1あたりの数」=「いくつ分」
この2つの“型”を整理しながら理解する基礎プリントです。
かけ算と行き来できるようになると、
数量関係がぐっと安定します。
お子さまのタイプ別で九九を覚える
九九は、お子さんによって覚え方が違います。
・耳から覚えるタイプ
・目で見て覚えるタイプ
・書いて覚えるタイプ
合わない方法で無理に進めると、かけ算そのものが嫌いになります。

大切なのは、急がないこと。
1段ずつ、覚えたらその段のわり算、さらに文章題へ。
一気に進めるよりも、理解を固めながら進めた方が、結果的に早く定着します。
All About や ちびむすドリル でも紹介された、
がんプリの九九表はこちら。

【がんプリ】九九プリント

九九は、早く覚えることが目的ではありません。
1あたりの数 × いくつ分 = 全体の数
この型を意識しながら、
2の段から9の段まで1段ずつ確認していきます。
順番問題だけでなく、バラバラ問題やミニ文章題も収録。
暗記で終わらせず、「使える九九」に育てます。
【がんプリ】かけ算・わり算の文章題

かけ算・わり算の文章題は、九九を“使える力”にするためのプリントです。
覚えた段をそのまま使いながら、
「全体」「1あたり」「いくつ分」の関係を
文章の中から読み取る練習をしていきます。
かけ算で考える問題、わり算で考える問題を行き来しながら、数のつながりを確認します。
計算で終わらせず、「判断できる力」まで育てます。
かけ算・わり算の教え方で大切なのは「急がば回れ」
親としては、早く九九を言えるようになってほしいと思ってしまいます。
でも、意味を理解していれば、九九は「覚えるもの」ではなく「確認するもの」になります。
・たし算・ひき算を完璧にしたあと
・かけ算の意味を理解する
・わり算と同時に進める
・九九は1段ずつ確実に
一歩一歩進めれば、かけ算もわり算も自然につながります。
急がなくて大丈夫です。
土台から整えれば、あとが驚くほど楽になります。
