
長男は3歳10か月頃にひらがな、4歳直前にカタカナを覚えましたが、決して「すごく早い」というレベルではないと思います。
実際に、もっと早くからひらがなを覚えているお友達もいました。そして、そのお友達に、“私が”、刺激を受け、ひらがな覚えをスタートさせました。ひらがな・カタカナはそれぞれ2週間程で覚えました。
ひらがなの覚え方は、お子様ごとにベストな方法は異なるかもしれませんが、ひとつの方法として参考にしていただければ幸いです。
アウトプットのための楽しいプリントも沢山用意していますので、是非、活用してください♬
イラストつきの「あいうえお表」は使わない

「あいうえお表」は、多くの場合イラストが描かれています。
「あ」だと「あり」、「い」だと「椅子」…。
でも、イラストがあるとそちらに目が行って、ひらがなを読むというより“イラストを読んでいる”という状態…。
実際に、「い」を見て3歳の息子は「お椅子の『お』!」と”ええとこの育ち”で答えてくれました…(笑)。そうです、イラストがひらがな覚えを邪魔しているのです。
我が家ではイラストなしの「あいうえお表」を作成し、リビングに置きました。シンプルなので、インテリアを邪魔せず、おすすめです。

「夜」インプット「朝」復習を毎日繰り返してひらがなを覚える
実際の覚え方は結構スパルタだったかもしれません。ここで言う“スパルタ”とは、楽しい要素が少なく、がっつり暗記といったイメージです。
「夜インプットをし、翌朝インプットしたひらがなをテストする」これを毎日繰り返していきます。
「今日は●行頑張ろうね!」
一文字ずつひらがなを見せて「目」と「耳」と「口」をしっかり使って、「ひらがなのカタチ」と「読み方」を一致させながら、何回か繰り返していきます。
2~3回繰り返したあと、「じゃ、これは?」と、テストをしていきます。やっていくうちに、5文字の中でもすぐ覚えられるものとそうでないものに分かれますので、苦手な文字だけに絞って再度確認。
もちろん一晩だけで、5文字全て覚えていることは、ほぼありません。なので、わからない文字を何度も繰り返します。覚えられない文字は、ふとした瞬間に「これは?」と聞いたり、歌にして覚えたり…私の手に書いたり…と、しつこくやります。
翌朝に、昨日の5文字は引き続き確認していきます。「新しい字を覚える」+「これまで覚えられなかった字を覚える」ということを2週間程、毎日繰り返しました。
ちなみに、「寝る前」の暗記が有効なようです!
暗記は寝る前にするのが最も記憶に定着しやすい(夜の暗記は翌日にテストすると出来る確率が高いのです)ので、夕方に勉強をして、寝る前にもう一度いろいろなことを暗記させてみて、翌朝にテストをしてあげる(これも記憶の定着を大きく高めるという実験結果があります)のが効果的です。できたら褒めることも忘れずに。
「東大に入る子」は5歳で決まる
初めての勉強となると、嫌がるお子様もいるかもしれません…「がんばったらテレビみようね!」や「終わったらデザート食べよう!」もありですよ…!

時間がない毎日とは思いますが…出来るだけ「朝」と「夜」をうまく使い分けて、繰り返しを続けていくことをおススメします。
なぜならば…
実は、この「朝」と「夜」のひらがな覚えが、その後の家庭学習の習慣に繋がるからです。我が子達も、ひらがなの学習から家庭学習をスタートして、小学生になった今でも「朝」と「夜」の家庭学習時間は継続しています。
また、ひらがなを覚える過程で必ずしていただきたいのは、覚えたひらがなチェックです。

完全に覚えたと思えるひらがなは、「あいうえお表」に「〇」なり「✕」なりチェックを入れていきます。
ポイントは”自分で”覚えたひらがなチェックをするということ!少しずつ消えていく様子を見ると、お子様もきっと自信になるはず!
ここまでざっと流れを説明しましたが、まとめるとこんな感じです。

ひらがな覚えのポイント!
- 「夜」インプットし「翌朝」に復習
- 朝・晩のひらがな覚えがその後の家庭学習習慣につながる
- 覚えたひらがなは、子どもがチェックする
ひらがな覚えのスランプを楽しく乗り超える裏ワザ!?

どうしても覚えられないひらがながあれば、この裏ワザを試してみて♬
上の写真は何をしているかというと…
遠くから見るとただのひらがなの「あ」が書かれた紙なのですが…近づいてみると…

「あいす」や「あり」が書かれているので、「あ」と認識できます。身体を使って覚える楽しいやり方です。
シンプルなデザインにしているので、インテリアを邪魔しないかな?

もちろんこちらも無料でダウンロードが出来ます。

覚えたひらがなをプリントで楽しくアウトプット
「あいうえお表」の50音に全てチェックが付いたところで、一文字一文字を言葉として認識できるように、手作りのプリントでアウトプットしていきました。
「さ」「か」「な」一文字一文字は読めるのに、「さかな」という言葉にならないことに、初めは驚きました。
私も小さい頃はそうだったんだよな…それが、いつの間にか出来るようになるんだよな…なんて思っていたら、結構長男もあっという間に言葉として認識出来るようになっていました。
簡単で楽しいものから、ちょっとずつ進めていって、「分からない」「難しい」と思わせないことが重要なのかと思います。
がんプリでは、親子で楽しくお勉強が出来るようなプリントを目指して作成しています。
是非、ご活用いただけると幸いです♬
【がんプリ】指でなぞるひらがなの基礎プリント
ひらがなを読んで、それを自分が知っているモノに連想できるかがゴールです。
「鉛筆で字を書く」というステップまで進んでいなくても大丈夫♬
人差し指でなぞるだけでも、ひらがなの練習になります。まずは、また、人差し指でなぞることは、正しい鉛筆の持ち方を癖づけるためにも有効なのだそうです。

正しい持ち方(3点持ち)を意識しても、だんだん親指に力が入ってきていつの間にか親指が上に来ていることも…。人差し指が上に来ることを意識するためには、人差し指で文字をなぞる感覚が重要なのだそうです。
また、母曰く、あまりに早く鉛筆を持ち始めても、上手に持てないばかりか、間違った持ち方で癖がついてしまい、その後矯正するのが難しいのだとか…。家庭学習を始めたての2~3歳で、まだ鉛筆を持つ前の段階の場合は、ひらがな覚えと一緒に、人差し指で書く練習だけをやるので十分だと思います…。
またこのプリントは、点と点を繋ぐので、運筆の練習にもなります。
左利きのお子様必見!硬筆講師歴40年の母が教える!鉛筆持ち方のポイント

鉛筆の持ち方は、はじめが超大事!!鉛筆と持ちかたサポーターなどを活用して進めましょう!!
息子達も使っていました!




















【がんプリ】イラストのひらがなを選んで進むプリント
運筆で線を書きながら、通った道に書かれたひらがなを読んでみましょう。細かいところに、親子でププっと笑えるイラストがありますよ!
ひらがな覚え①





え!?なんでカエルが自転車乗ってるの?



キャー!!カエル落ちそうだよ
お子様を盛り上げながら、一緒に楽しんで使って下さい。
ひらがな覚え②





おいしそう…ママ食べちゃお、あ~む!



今晩のご飯この中だったら何かいい~?



きゃー橋が壊れてる!どうやって進む!?
ひらがな覚え③


文字へのハードルを下げてあげましょう。



うちの洗濯機はどれかな~?お母さんの小さいときは、この洗濯機だよ。洗濯する場所と水を絞る場所が分かれてたんだよ!



わぁ、これロードローラーで地面を平らにしてるね。通れないけどどうする?ジャンプしようか!
ひらがな覚え④


道路を上手になぞれていますか?
子どもにとって線をはみ出さないように書くのもすごいことですよね?
ビーバーの池、右側の方には忍者が実はいるんですよ!



ゴリラ何考えてるのかな~?ママはね~『今日のご飯お寿司がいいな~』って言ってると思うよ。



タワシ?いやいや…これはハリネズミか!
と、お笑い芸人に負けないようにボケてみましょう!
ひらがな覚え⑤


公園にあるものでひらがな覚え。
絵を見ても分からないときは声に出してあげましょう。音から文字に変換する作業でひらがなを覚えていきましょう。



散歩に行きたくないワンちゃんだ!



渋滞しちゃった!
ひらがな覚え⑥


これまでは横書きだったのですが、今回は縦の運筆です。
このプリントは、知っている言葉とひらがなを一致させるということと、運筆と2つが目的です。



左から二つ目、パーティーの「ぱ」からの棒が長いですが…「疲れた…」と椅子に座ると思ったら…横の棒人間は「ト、トイレ!?」



トイレの座り方間違えてる!!
いろんな棒人間がいるので、お子様と楽しんで取り組んでくれたらうれしいです。
ひらがな覚え⑦


よく見ると、いろんな童話っぽいイラストが…
『かきご「お」り』(←「う」じゃないですね!注意!)のところで、あやしいおばあさんにリンゴをもらった女の子…も、もしやこれは、毒リンゴ?…と思いきや、女の子はピンピンしている…



あれ?この女の子、あやしいおばさんからもらったリンゴ食べても元気だね!!なんでだろう?
すると、次の『たぴおか』で、りんご農家の家族のイラストが…ん??、、、おばさんの顔をよく見ると、先ほどリンゴをわたしていたおばさんの顔だ!…そう、リンゴをくれたおばさんは、リンゴ農家のおばさんで、本当に本当においしいリンゴをくれただけだったんですね…(笑)
という感じで、赤ずきんちゃんのオオカミが実は、赤ずきんちゃんのために花束を作ってくれていたり、三匹のこぶたのオオカミが家づくりを手伝ってくれたりと、いつもと違った展開にお子様も気が付いてくれるかな??
最後に、上の食べ物のイラストの中に、ひとつだけ仲間外れがいるのでお子様に質問してみてください。
答えは、ひとつだけおやつではない「カレーライス」とか、ひとつだけ飲み物の「タピオカ」とか…お子様から出てくる答えがどんなものか、楽しみですね!
ひらがな覚え⑧


今回は、少しプリンターのインクを無駄遣いしてしまうのですが…地獄がテーマとなっています。線からはみ出てはいけないということを意識してもらうために(!?)、背景が地獄になっています…
色んな鬼が出て来ます…エンマ様に赤鬼…



って怒ったお母さんも鬼なのぉ…!!
最後の方には、節分の福豆や、天使、蜘蛛の糸と、地獄を脱出できそうなアイテムも…
蜘蛛の糸は、言わずもがな芥川龍之介の作品ですね!



蜘蛛の糸ってなんでここにあるの?!
とお子様が聞いてきたら、チャーンス!
これを機に、日本の名作に触れてみてはいかがですか?






【がんプリ】正しいひらがなを選ぶプリント
濁音や半濁音。「さ」と「き」、「る」と「ろ」…
間違えやすいひらがなを正確に判別できるようになりましょう。










【がんプリ】正しくひらがなを読むプリント
流れに惑わされないように読み進めましょう。
長男はこのいらない文字を選ぶプリントが苦手でした。違うのに流れで読んでいました。
間違えた時は…



あれ?よく見てごらん?これは『し』だよね?これじゃ『しこうき』になっちゃうね
と丁寧ひ間違いを直してあげましょう。










【がんプリ】迷路とひらがな
迷路をしながらひらがなを読むプリントです。
迷路しながらひらがなを読み、意味を理解し…という高度なプリントなので、まずはゴ―ルまで進めて、通ったひらがなを読ませて、イラストから選ぶ…そういった流れで進めてみて下さい
運筆の練習にもなりますよ!
















迷路とひらがな⑨


冒険迷路です。これ、きっとお子様喜ぶと思います。うちの子は大好きです。
お子様がストーリーを考えながらゴールまでたどり着けるような仕掛けも入れました。
迷っていたら手助けしてあげてくださいね。



切れた道には梯子をかけよう!



怖い顔で追いかけてくるオオカミにはお肉を投げて夢中で食べているすきに通るとかどう?
まずは、スタートからゴールまでストーリーを楽しんだあとに、通った順にひらがなを拾うようにしてもいいと思います。この迷路は、「想像力を鍛えること」と「ひらがな習得」の両方を目的としています。
答えは【ほいくえん】。
幼稚園に通われているお子様はこちら♬
迷路とひらがな⑩


障害物はブルドーザーでどかしましょう。
山もヘリコプターなら越えられます。あ!でもそのままヘリコプターでゴールまでいかないように…



魔女がいる!リンゴもってる!!!
答えは【すいぞくかん】です。
迷路とひらがな⑪


人食いサメには、お刺身をあげて夢中になってる隙に逃げちゃいましょう(笑)
答えは【たまごやき】です。



サメってお刺身食べるの!?
迷路とひらがな⑫





大きいタコが進路をふさいでいる!…どうしよう…!!!…たこ焼きにしちゃいましょ♪



大きく口を開けたクジラがいる!…どうしよう…!!!…丸太を縦に口にはさんで口を閉じられないようにしましょ♪



嵐で船が沈没してしまった!…どうしよう…!!!…浮き輪があって助かった~。いや、こっちはドーナッツ?でもお腹が減ったから食べちゃえ♪
お母さんがヒントを出してあげながらゴールまで進みましょう!
迷路とひらがな⑬


今回の舞台は砂漠です!
日差しが強いからサングラスも必要!
水がないから、ペットボトルに…、?…逆さになったてるてる坊主!?
次男くんは逆さのてるてる坊主の謎が分かりませんでしたが、長男くんが見事答えてくれました!!
てるてる坊主はさかさになると雨が降っちゃうんだよね!
そいうことです!
そして、なぜか…ダウンジャケット…?
「暑くていらない!」とお子様は言うかもしれませんが…夜になると砂漠は寒くなりますよね…!必需品です!是非アイテムゲットしてくださいね。
夜が寒い理由…説明できますか?!私は知らなかったので、Googleさんに聞きました。
むずかしいかもしれませんが、お子様にも是非教えてあげて下さい~
迷路とひらがな⑭


今回は、「アラジン」や「アリババと40人の盗賊」の物語を読んだことがあるお子様なら楽しめると思います!
エジプトについて興味を持ったら…
google mapでエジプトで行ったり、エジプトの旅行本を読んだり…何かの種まきになったら幸いです。
【がんプリ】簡単なひらがなクロスワードのプリント
簡単なクロスワードパズルです。
まずは『例』として赤で線をひいていますが、ひらがなが書けるお子様はそのまま四角の中に書いても〇、まだのお子様は、線でつなだり、声に出すだけでも十分だと思います。
「謎解きだよー、名探偵だね!」と盛り上げてあげて下さい。




















【がんプリ】ひらがなで単語を探すプリント
【がんプリ】ひらがなを読んで理解し、違うものを探すプリント










【がんプリ】ひらがなを並び替えるプリント






【まとめ】インプットは短期集中!アウトプットは楽しくゆっくり
ひらがなに関して言えば、長男は3歳10か月の時に2週間で全て覚えました。
集中力の続かない長男の場合、短期間で一気にインプットする方法の方が、だらけることなく覚えられるのでよかったのだと思います。
もちろん、ご褒美があるから頑張っていたのかもしれませんが、多くのお友達が読めないひらがなを読めることは、少なからず自信につながっているのではないかな…。